割引率が一番高いのはコレ!飛行機の各割引航空券を徹底比較!

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飛行機の航空券は早く予約することで高い割引を受けられる「早割」、子供が安く乗れる「小児割引」、学生が安く搭乗出来る「学生」など様々な割引チケットがあります。それぞれの割引チケットは割引率、予約期限、予約変更可否と大きな違いがあります。この記事では、各割引チケットの中で一番割引率がデカくお得なチケットはどれか比較しています。また、それぞれの割引チケットの特徴も紹介しているので、是非参考にしてみてください。

各割引航空券の割引率の比較表

各割引 割引率 予約期限 予約変更
往復割引 10%OFF 当日まで
ビジネス割引 15%OFF 当日まで
小児割引 50%OFF 当日まで
早割 70%OFF 75日前/55日前/45日前/28日前/21日前まで ×
直前割 35%OFF 7日前/3日前/1日前まで ×
シニア割 60%OFF 当日のみ ×
学割 60%OFF 当日のみ ×
株主割引 50%OFF 当日まで
身体障がい者割引 40%OFF 当日まで
介護割引 35%OFF 当日まで
地元割引 25%OFF 当日まで
バースデー割 60%OFF 3日前まで ×

※上記の割引率、予約期限、予約変更可否は各航空会社の情報を元に目安を算出。各航空会社によって実際の割引率、予約期限、予約変更可否は異なる場合があります。

往復割引

予約条件:同一区間を往復する

同一区間を往復する際に予約出来るのが「往復割引」。

例えば、東京から北海道旅行に出かける際、「行きの航空券(羽田→新千歳)」と「帰りの航空券(新千歳→羽田)」を同時に予約する場合に往復割引が適用されます。往復割引は割引率の目安は、“10%OFF”。

往復割引は他の割引航空券に比べると割引率は低いので、割引率を重視するなら他の割引チケットがオススメ。しかし、「当日に購入出来る」、当日の出発時刻まで「便を変更出来る」など、メリットも多い。さらに早割や直前割の場合、マイル還元率が75%となる一方、往復割引は普通運賃と同じ還元率100%。マイルの面でも往復割引チケットが有利です。

往復割引
ANA JAL SKY エアドゥ
×
スターフライヤー ソラシドエア FDA
×

ビジネス割引

予約条件:同一路線を2回搭乗する

ANAとJALが飛行機で出張するビジネスマン向けに用意した割引チケットが「ビジネス割引」。

同一路線を2回乗車する場合に“15%”程度の割引を受けることが出来るもの。同一方向へ2回の場合も、往復利用の場合も利用出来るので、「往復割引」よりも使い勝手が良く、割引率も高い。往復割引同様、搭乗日当日まで予約可能。予約変更も可能なチケットです。

ANAは往復割引チケットが無いので、「ビジネスきっぷ(ビジネス割引)」が実質の往復割引切符。また、ビジネス割引はビジネスマンだけではなく一般の人も利用可能。ただし、購入出来るのはJAL・ANAカード会員(クレジット機能付き)限定です。

ビジネス割引
ANA JAL SKY エアドゥ
× ×
スターフライヤー ソラシドエア FDA
× × ×

小児割引

予約条件:満3歳以上11歳以下

子供の航空券は「小児割引」が適用されるので、大人の航空券の半額。また、「小児割引」は割引率が50%と高く、さらに購入は出発日当日まで可能、さらに購入後も当日まで予約変更可能と融通も利く格安チケットです。小児割引(子供料金)の対象年齢は満3歳以上11歳以下で、3歳未満の幼児は座席を使用しない場合は無料。12歳以上は大人運賃となります。

また、小児運賃があるのはLCC以外の一般航空会社のみ。ピーチやジェットスター、バニラエア、春秋航空日本の場合は小児運賃の設定がなく、3歳以上11歳以下も大人運賃。

小児割引
ANA JAL SKY エアドゥ
スターフライヤー ソラシドエア FDA

早割

予約条件:搭乗日75日前/55日前/45日前/28日前/21日前までに予約する

飛行機の割引チケットの中で一番割引率が高いのが「早割」。早割は最大割引率が70%を超えるので、かなりお得。子供も申し込み時期によっては「小児割引」よりも「早割」の方がお得な場合が多いので、家族旅行で子供にも早割を適用させる親も多いです。

早割は一般的に「75日前」、「55日前」、「45日前」、「28日前」、「21日前」の5段階あり、予約時期が早ければ早いほど割引率が大きくお得です。特にANAの「ANA SUPER VALUE」とJALの「先得」の割引率がデカいので、旅行や出張の予定が早めに決まっている場合は早割を活用したい。

早割
ANA JAL SKY エアドゥ
スターフライヤー ソラシドエア FDA

直前割

予約条件:搭乗日7日前/3日前/1日前までに予約する

「早割」を予約出来なかったとしても、直前でも割引の効いたチケットを予約出来る「直前割」があります。直前割は搭乗日7日前でも、搭乗日前日でも予約出来るお得なチケット。主に「7日前」、「3日前」、「1日前」の3段階あります。当然、7日前までの直前割チケットが一番安いですが、搭乗時前日の直前割でも30%程度の割引を受けることが出来ます。

旅行直前まで航空券の予約を忘れてしまっていた場合や急な出張や予定が入った場合などに「直前割」がオススメです。

直前割
ANA JAL SKY エアドゥ
スターフライヤー ソラシドエア FDA

シニア割

予約条件:満65歳(60歳)以上

シニア世代(シルバー世代)が利用出来るのが「シニア割(シルバー割)」。対象年齢は各航空会社によって「満65歳以上」と「満60歳以上」と違いはありますが、他の航空券に比べて割引率が高いのが特徴。

シニア割は割引率が高く非常にお得なチケットですが、JALやANAは搭乗日当日にならないと購入出来ないチケットです。ただし、他の航空会社では搭乗日当日よりも前から予約出来るところもあります。

シニア割
ANA JAL SKY エアドゥ
スターフライヤー ソラシドエア FDA

学割

予約条件:満12歳以上26歳未満

学生或いは学生の年齢の人が対象となるのが「学割」。飛行機の航空券でも「学割」でお得なチケットが購入出来るので、学生の方は是非利用してほしい。学割の大きな特長は割引率の高さ。目安として60%OFFと高い割引率が適用されるので、学生旅行や卒業旅行、就職活動等に活用したい。

また、対象となる年齢は各航空会社によって微妙に違いはあるものの、おおむね「満12歳以上26歳未満」が対象。学生だけではなく、対象年齢に当てはまる社会人も利用出来ます。ただし、ANA、JALは搭乗日当日のみしか購入出来ない。

学割
ANA JAL SKY エアドゥ
スターフライヤー ソラシドエア FDA

株主割引

予約条件:株主優待券を持っている

株主優待券を持っている人が予約出来るのが「株主割引運賃」。小児運賃と同じく普通運賃の半額で購入出来るので、航空会社の株主の人は是非活用したい。また、株主割引は搭乗日当日まで購入可能。さらに搭乗日当日まで便の変更が可能です。

株主割引
ANA JAL SKY エアドゥ
× ×
スターフライヤー ソラシドエア FDA
× ×

身体障がい者割引

予約条件:障害者手帳を持っている

「障害者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)」又は「戦傷病者手帳」を持つ人が受けられるのが「身体障がい者割引」。また、手帳の種類によっては本人だけではなく同行する介護者1名割引の対象となります。

現在、精神障害者保健福祉手帳を持っていて「身体障がい者割引」を受けることが出来るのはJALのみ。ANAは2019年1月16日より精神障害者保健福祉手帳を持つ人を対象者に含める予定。

身体障がい者割引
ANA JAL SKY エアドゥ
スターフライヤー ソラシドエア FDA

介護割引

予約条件:要介護又は要支援認定された人の「二親等以内の親族」と「配偶者の兄弟三姉妹の配偶者」並びに「子の配偶者の父母」である

介護をするために地元へ帰省する人向けに用意されているのが「介護割引」。介護割引は、上記の条件を満たす人が利用出来る割引航空券。また、利用出来る路線は、介護する人の最寄り空港から介護される人の最寄り空港を結ぶ路線限定です。

介護割引
ANA JAL SKY エアドゥ
× ×
スターフライヤー ソラシドエア FDA
×

地元割引

予約条件:航空会社が本拠を構える地域の地元の人

航空会社が本拠を構える地域に住んでいる人を対象にした割引運賃が「地元割引」。北海道を拠点とする「エアドゥ」と九州を拠点とする「スターフライヤー」が導入している割引です。エアドゥの「道民割引」は文字通り北海道住民が対象。さらに北海道に本籍を有する人、本社が北海道の企業の人も対象。スターフライヤーの「スターQ割」は福岡、山口、佐賀、熊本在住・本籍・勤務の人を対象にしたもの。

地元割引は割引率は“25%”と低いものの、搭乗日当日まで購入可能、予約変更可能ということで、地元の人にはオススメの割引チケットです。

地元割引
ANA JAL SKY エアドゥ
× × ×
スターフライヤー ソラシドエア FDA
× ×

バースデー割引

予約条件:搭乗日当日が誕生日の人

誕生日の人に適用される割引が「バースデー割」。現在、バースデー割を採用しているのが静岡を拠点にする「FDA(フジドリームエアラインズ)」のみ。FDAのバースデー割は最大73%の高い割引率を誇るので非常にお得。さらに、誕生日を迎える本人だけではなく同行者5名まで割引の対象。誕生日の旅行にはFDAを活用したい。

バースデー割引
ANA JAL SKY エアドゥ
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スターフライヤー ソラシドエア FDA
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最後に

各割引チケットの中で一番割引率が高かったのは「早割」。それに次いで「シニア割」や「学割」、「バースデー割引」そして「小児割引」や「株主優待割引」等が安い。割引率だけで考えると早割がオススメ。ただし、早割や直前割は急な予定が入ったり、旅行に行けなくなっても予約の変更は不可。変更する場合はキャンセル料を支払ったうえで再度新しい航空券を購入する必要があります。

そのため、割引チケットを購入する場合は、割引率の大きさだけではなく、「予約変更が出来るかどうか」も重要。割引チケットを選ぶ場合は割引率だけではなく、予約変更の可否や予約期限等にも注目しながら自分に最適なチケットを選ぶようにしましょう。