飛行機の往復割引とは?航空券は片道予約と往復予約どっちがお得?

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飛行機の航空券は往復で予約することで「往復割引」を受けることが出来ます。この記事では往復割引の特徴と各航空会社の往復割引の割引率を比較しています。また、航空券を予約する場合、往路と復路で別々に予約する片道チケットがお得か、往路と復路をまとめて予約する往復チケットがお得か気になるもの。どちらが安くなるかは航空会社や予約時期によって変わってきます。その点についても紹介しているので、是非参考にしてみてください。

往復割引とは

飛行機の「往復割引」とは、同一区間を往復する場合に適用される割引サービスです。例えば「往路(羽田空港→福岡空港)」と「復路(福岡空港→羽田空港)」を同時に予約する場合に往復割引を受けることが出来ます。また、同一区間内であれば「行き(羽田→福岡)、帰り(福岡→成田)」、「行き(羽田→福岡)、帰り(北九州→羽田)」といったように行きと帰りで違う空港を指定することも可能です。

10~20%の割引率

飛行機の往復割引の特徴は、往復でチケットを予約することで割引を受けることが出来ること。割引率は「早割」や「直前割」といった人気割引サービスに比べると劣るものの、利用する航空会社によって10~20%程度の割引が効きます。ただし、他の割引と併用することは出来ません。早割の航空券を往復で予約しても適用されるのは早割のみで往復割は同時に適用されません。

当日でも購入可能

往復割引は残念ながらそれほど割引率が大きくありません。JALの場合は10%程度。そのため、事前に予約する場合は割引率が大きい早割や直前割の方がお得です。ただし、早割や直前割は出発日当日は購入不可。往復割は出発日当日でも購入できるので、出発日当日に利用する割引チケットとしてオススメ。また、事前予約する場合は途中で予約変更可能。席を早めに確保しておきたい場合にも往復割引はオススメです。

各航空会社の往復割引を比較

航空会社 往復割引 割引率 予約期限 支払期限
JAL 往復割引 9%OFF 当日 予約日含め3日以内
エアドゥ 往復運賃 14%OFF 当日 予約日含め4日以内
北海道発往復割引 39%OFF 当日 予約日含め4日以内
スターフライヤー 往復運賃 25%OFF 当日 予約日含め4日以内
ANA ×(2018年10月28日終了)
スカイマーク ×
ソラシドエア ×(2018年10月28日終了)
FDA ×
ピーチ ×
ジェットスター ×
バニラエア ×
春秋航空日本 ×

JAL:往復割引

出発日時 区間 普通運賃 往復割引 割引率
2019年2月1日 東京・福岡 41,100円 37,300円 9%OFF

JALの往復割引は、満12歳以上であれば誰でも利用出来る割引チケット。航空券の予約開始日から搭乗日当日まで購入可能で、急な予定が入った場合に最適。割引率は「東京・福岡間」は9%程度と割引は対して大きくありませんが、出発日当日に利用出来る割引サービスとして重宝します。

また、事前予約した場合、出発日当日まで予約可能運賃なので、予定の変更にも対処出来る融通の利くチケットとなっています。チケットをキャンセルする場合も出発時刻前であれば取消手数料は無料で430円の払戻手数料のみで済みます。同じ大手航空会社ANAは、2018年10月28日から往復割引サービスを終了しているので、JALの往復割引は有難い。

エアドゥ:往復運賃、北海道発往復運賃

出発日時 区間 普通運賃 往復割引 割引率
2019年2月1日 東京・札幌 29,560円 25,460円/18,360円(北海道発) 14%OFF/39%OFF(北海道発)

北海道を拠点とするエアドゥの往復割引は、一般の人向けの「往復運賃」と道民向けの「北海道発往復運賃」の2つあります。通常の往復運賃は割引率14%程度で、満12歳以上であれば誰でも利用出来る割引チケット。

一方、北海道発往復運賃は北海道発の往復チケットに適用されるお得なチケット。割引率は39%と大きいので道民の人におすすめ。また、適用されるのはあくまでも北海道発の往復チケットのみ。「行き(東京→札幌)、帰り(札幌→東京)」といったように他県からの北海道旅行では利用出来ません。

スターフライヤー:往復運賃

出発日時 区間 普通運賃 往復割引 割引率
2019年2月1日 東京・福岡 36,790円 27,790円 25%OFF

九州を拠点とするスターフライヤーの往復運賃は、他航空会社に比べて割引率が高いのが特徴。通常の往復割引は10%程度が相場。一方、スターフライヤーの往復割引は割引率25%(東京・福岡)と割引率が大きい。もちろん割引は「九州発の往復チケット限定」ではありません。出発日当日でも購入できるお得なチケットなので、九州への急な出張や旅行にオススメ。

往復割引を使う方法

1.希望の発着空港と日時を選択し空席照会をクリック

インターネット予約で往復割引を使う場合は、通常の航空券予約と同じで「希望の発着空港(出発空港・到着空港)」と「希望日時」と「往復」を選択し空席照会をクリックします。すると空席がある便が複数表示されるので、希望時間帯の便を選択します。

2.普通運賃(片道運賃)ではなく往復割引(往復運賃)を選択

希望の便を選択したら、「普通運賃」ではなく「往復割引(往復運賃)」を選択します。この段階で普通運賃を選択してしまうと、往復割引は適用されません。航空券の予約時に往路と復路を同時に予約しても自動的に往復割引が適用されることはないので、必ず「往路便」と「復路便」でそれぞれ“往復割引”を選択しましょう。

空港カウンターや予約センターでチケットを購入する場合も「往復割引でお願いします。」と伝えましょう。

3.支払期限までに支払いを済ませeチケットを受け取る

チケットを予約したら支配期限(予約日含め3~4日以内)までに支払いを済ませます。搭乗日当日にチケットを予約した場合は搭乗日当日が支払期限日(出発時刻の20分前まで)です。支払を済ませていないと予約は無効となるので、早めに支払を済ませましょう。支払が完了すると、航空券の代わりとなる「eチケットお客様控え」を受け取るので、搭乗日当日まで大切に保管しておきましょう。

片道チケットvs往復チケット、どっちが安い??

一般航空会社は出発日前日までは片道チケット、出発日当日は往復チケットが安い

一般航空会社を利用する場合、出発日前日までの予約であれば片道チケットがお得です。出発日前日までであれば、割引率50~70%程度の「早割」や割引率30~40%程度の「直前割」の航空券を購入することが出来ます。割引率10%程度の「往復割引」よりも安いので、片道チケットがオススメ。もちろん、往復で予約しても往復割引ではなく早割や直前割を選択することが出来ます。

一方、搭乗日当日は早割や直前割は利用できないので、往復予約がオススメ。往復予約であれば当日でも「往復割引」を使えるので、普通航空券に比べて安くチケットを購入出来ます。

LCCは往復割引が無いので片道チケットがオススメ

LCCはどの航空会社も「往復割引」は無いので片道チケットがオススメ。もちろん往復で予約してもOK。ただし、往復で予約したからといって特別チケットは安くなることはないので、片道で予約しても往復で予約しても料金は一緒です。

そのため、「行きはピーチ、帰りはジェットスター」といったように往路便と復路便で違う航空会社の片道チケットを購入するのもオススメ。行きと帰りでそれぞれ安い航空会社のチケットを購入することで、往復のチケット代を安く済ませることが出来ます。

最後に

「往復割引」は割引率は10%程度とさほど大きい割引率ではないので、早めに航空券を予約するなら「早割」や「直前割」を使用する方がオススメ。早割や直前割なら40~70%程度の大きい割引を受けることが出来ます。ただし、そういった割引率の高いチケットは搭乗日当日には購入出来ないことが多い。さらに購入後の予約変更もできないなど融通は利かない。

一方、往復チケットなら搭乗日当日でも購入可能。さらに購入後の予約変更もでき、出発前のキャンセルであれば取消手数料もかからない。往復割引チケットは予約時期や使い方によっては非常にお得なチケットなので、是非活用してみましょう。