飛行機の幼児・子供料金は何歳から何歳まで?

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飛行機に子供を連れて搭乗する際、子供の航空券の料金は年齢によって「幼児運賃」、「小児運賃」、「大人運賃」と3つあります。12歳以上のお子さんは、電車やバス同様12歳以上はお父さんやお母さんが対象となる「大人運賃」と同じです。一方、12歳未満のお子さんについては、年齢によって「幼児運賃」、「小児運賃」と変わってきます。幼児運賃は主に無料で、小児運賃は大人運賃の半額程度で乗れる運賃です。

何歳から何歳までが幼児、小児に当たるのかは各航空会社によって微妙に違いがあります。この記事では、何歳から何歳まで幼児運賃、小児運賃が適用されるのか、また各航空会社の幼児、小児運賃について詳しく紹介しています。お子さんを連れて飛行機に搭乗する方は是非参考にしてみてください。

航空会社の幼児・小児・大人の年齢区分

区分 一般航空会社 LCC
幼児 ~3歳未満(~満2歳未満/国際線) ~満2歳未満
小児 満3歳~満12歳未満(満2歳~満12歳未満/国際線) 満2歳~満12歳未満
大人 満12歳~ 満12歳~

飛行機の運賃は、年齢別に「幼児運賃」、「小児運賃」、「大人運賃」の3種類あります。飛行機に一緒に乗る子供の料金は、「幼児」、「小児」、「大人」のどれに当たるのかによって大きく変わってきます。また、利用する航空会社がANAやJALといった一般航空会社なのか、ピーチやジェットスターといった格安航空会社(LCC)なのかによって、幼児と小児の区分に若干の違いがあります。

一般航空会社の場合は幼児は満3歳未満(国際線は満2歳未満)。飛行機に搭乗出来る生後8日から満3歳未満までの子が幼児料金でいけます。一方、LCCは幼児は満2歳未満で、3歳から小児扱い。また、大人運賃の対象となる、「大人」は一般航空会社もLCCも満12歳からです。

年齢は搭乗日当日の年齢です。チケット予約時や購入時の年齢ではありません。

各航空会社の幼児料金

幼児料金
航空会社 対象年齢 運賃
座席無し 座席有り
ANA 満3歳未満 無料 小児運賃
JAL 満3歳未満 無料 小児運賃
スカイマーク 満3歳未満 無料 小児運賃
エアドゥ 満3歳未満 無料 小児運賃
スターフライヤー 満3歳未満 無料 小児運賃
ピーチ 満2歳未満 無料 大人運賃
ジェットスター 満2歳未満 1,500円(国内)/3,500円(国際) 大人運賃
バニラエア 満2歳未満 1,500円 大人運賃
春秋航空日本 満2歳未満 1,500円(国内)/3,000円(国際) 大人運賃

※国際線は各社とも満2歳未満

一般航空会社は満“3歳”未満は無料で搭乗出来る

大手航空会社のANAとJAL、中小規模の航空会社のスカイマーク、エアドゥ、スターフライヤーは満3歳未満のお子さんは、座席を使用しない(同乗者の膝の上に座る)場合、無料で搭乗することが出来ます。

また、座席を使用する場合は、満3歳未満であっても満3歳以上満12歳未満と同じ「小児運賃」が必要になってきます。座席に座る場合はチャイルドシートが必要なので、チャイルドシートを機内へ持ち込んでください。

LCCは満“2歳”未満が幼児料金

ピーチ、ジェットスター、バニラエア、春秋航空日本は、満2歳未満であれば幼児料金。座席を使用しない場合でも無料ではありませんが、1,500円程度の乳幼児運賃のみで搭乗出来ます。ピーチは、満2歳未満であれば座席を使用しない場合は運賃はかかりません。

また、注意しておきたいのが座席を使用する場合。一般航空会社の場合は、「小児運賃」が適用されますが、LCCでは「小児運賃」は無いので満2歳未満であっても座席を使用するなら「大人運賃」が適用されます。

無料で搭乗出来る場合も必ず搭乗券は必要です!予約時に幼児分も予約し、チェックインで幼児用の搭乗券を受け取るのを忘れないようにしましょう。

各航空会社の小児料金

小児料金
航空会社 対象年齢 運賃
ANA 3歳以上満12歳未満 大人運賃の50%(国内)/75%(国際)
JAL 3歳以上満12歳未満 大人運賃の50%(国内)/75%(国際)
スカイマーク 3歳以上満12歳未満 大人運賃の50%
エアドゥ 3歳以上満12歳未満 大人運賃の50%
スターフライヤー 3歳以上満12歳未満 大人運賃の50%
ピーチ 2歳以上満12歳未満 大人運賃
ジェットスター 2歳以上満12歳未満 大人運賃
バニラエア 2歳以上満12歳未満 大人運賃
春秋航空日本 2歳以上満12歳未満 大人運賃

※国際線は各社とも2歳以上12歳未満

一般航空会社は3歳以上満12歳未満は大人運賃の半額

一般航空会社は3歳以上満12歳未満の「小児」は、大人運賃の50%(国際線は75%)の「小児運賃」を利用出来ます。ANAの東京⇔福岡間の大人運賃は41,100円。小児運賃はその半額の20,550円。

ただし、ANAの「SUPER VALUE(旧旅割)」やJALの「先得」、スカイマークの「いま得」といった早期予約で安くなる割引運賃の場合は、小児運賃よりも安くなる場合があります。そういった場合は、各航空会社で「小児運賃」と各種割引運賃のどちらか安い方が自動的に適用される仕組みになっています。

LCCは満2歳以上から大人運賃

LCCは一般航空会社と違って「小児運賃」はありません。満2歳以上のお子さんは「大人運賃」が適用されます。子供だからと言って特別割引はありません。ただし、それでもLCCの割引運賃は一般航空会社の「小児運賃」よりも安いので、3歳以上の子供の運賃も抑えたいならLCCがお得。

空港での年齢確認はある?3歳以上でもバレない?

お子さんと飛行機に乗る時にポイントとなるのが、“3歳”を過ぎているかどうか。一般航空会社の場合は3歳未満であれば運賃を支払わず無料で搭乗出来る(同伴者1名につき1名まで)。一方、3歳を1日でも過ぎると「小児運賃」となります、つまり子供料金の支払いが発生します。そのため、3歳を過ぎているけど、バレなければ良いかなと「3歳未満」で申告して搭乗しようと考える人も多いでしょう。

確かに国内線の場合は通常、チェックインや保安検査、搭乗時に年齢を証明するモノを提示させられることはありません。見た目が明らかに3歳を過ぎていると見えない限り、3歳以上でも「幼児」として搭乗出来てしまいます。しかし、3歳以上は離着陸時や飛行中の安全性の観点から1人につき1座席を確保するように設定されています。そのため、3歳を超えるお子さんと搭乗する際は、必ず「小児」として申告して1座席を確保しましょう。