ジェットスター欠航時の素早い対処方法!補償・見舞金を受ける方法も!

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ジェットスターは他の航空会社に比べて欠航率が高いので、ジェットスターを利用する際は台風や大雪といった悪天候、機材繰りや機材整備といったジェットスター会社都合による欠航はある程度覚悟しておいた方がいいでしょう。

もちろん、ジェットスターは格安チケットだからと言って、欠航になったらチケット代を全て無駄にしてしまうことはありません。ジェットスターでは欠航時にとるべき行動をしっかりとればチケット代を無駄にせずに済みます。また、ケースによっては欠航に伴う宿泊代や食事代を補償してくれることもあるので、そういった救済処置があることも知っておくと良いでしょう。

この記事ではジェットスターが欠航してしまった時の対処方法を紹介しているので、ジェットスターを利用する予定があって欠航が心配という人、実際にジェットスターが欠航してしまったという人は是非参考にしてみてください。

ジェットスターが欠航する確率

欠航率 遅延率
1.85% 14.83%

ジェットスターは欠航が多いと言われていますが、実際のところはどうでしょうか。

国土交通省が毎年発表している統計データによると、平成29年度(平成29年4月から平成30年3月)のジェットスターの欠航率は「1.85%」です

数字だけを見ると、100便中欠航するのは1~2便程度なので、それほど欠航する確率は高くありませんが、他社と比較すると国内の航空会社12社で2番目に高い欠航率となっています。そのため、「ジェットスターは欠航が多い」という意見が多いのは間違っていません。

ちなみに各航空会社の「欠航率ワーストランキング(平成29年度)」は下記の通りです。一番欠航率が高いのが「春秋航空日本」、一番欠航率が低いのが「スカイマーク」となっています。

順位 航空会社 欠航率
1 春秋航空日本 3.56%
2 ジェットスター 1.85%
3 エアドゥ 1.51%
4 バニラエア 1.48%
5 JAL 1.38%
6 ANA 1.34%
7 ピーチ 1.32%
8 エアアジア・ジャパン 1.26%
9 ソラシドエア 1.18%
10 日本トランスオーシャン 0.90%
11 スターフライヤー 0.67%
12 スカイマーク 0.59%

参照元:特定本邦航空運送事業者に係る情報(平成29年度)|国土交通省

主な欠航理由

ジェットスターが欠航となる理由は主に2つ。悪天候によるものと、会社都合によるものです。

悪天候によるもの

例:台風、大雪

ジェットスターが欠航する一つの原因は台風や大雪、大雨といった悪天候によるものです。

特に台風シーズンは那覇空港発着の便、冬シーズンは新千歳空港発着着の便が台風、大雪を理由に欠航となる可能性が高いので、台風情報や大雪情報には注意しておく必要があります。

ジェットスター都合によるもの

例:機材繰り、機材整備、乗員繰り

一般航空会社に比べてジェットスターで多いのが会社都合による欠航。

ジェットスターでは運賃を安く抑えるために、使用する機材やパイロット、客室乗務員、地上スタッフ、整備士といった人員を一般航空会社に比べて大幅にカットしています。そのため、機材不足や人材不足による機材繰り、機材整備、乗員繰りといった理由で欠航することが多いのです。

ジェットスターの欠航が決まった時の対処方法は2通り

ジェットスターの欠航が決まった時、ジェットスターはどんな対応をしてくれるのか。基本的に、欠航時にとることが出来る対処方法は「チケットを払い戻す」か「予約便を振替(変更)するか」の二択です。

1.チケットの払い戻し

台風や大雪など天候によるもの、機材繰りや機材整備といった会社都合によるもの、いづれの場合でも、予約していたジェットスターの便が欠航となったら、チケットを払い戻すことが出来ます。もちろん、Starter(基本運賃)、フレックスBiz、ちゃっかりPlus、しっかりMaxいづれのチケットも取消手数料無しで払い戻し可能です。

ジェットスターでは、空席のある次便への振替も可能ですが、次便までの時間がかなり空いている又は翌日以降の振替となってしまう・・・といったことも良くあります。そういった時は、他社の飛行機を利用したい又は別の交通手段で移動したいといった人も多いでしょう。そんな時は払い戻しをするのが一番です。

ジェットスターは他社便への振替、他の交通手段への振替は行っていないので、他社便を利用したい、他の交通手段(新幹線・高速バス等)を利用したい場合は、チケットを払い戻した上で自分で他の移動手段を手配する必要があります。もちろん、他の交通手段の費用は自腹。予約していたチケットよりも高くなっても差額を請求することは出来ません。

2.予約便の振替

欠航時はジェットスターの空席がある便への振替(変更)が可能です。通常、ジェットスターの予約便の変更は、変更手数料や差額運賃を支払いが発生しますが、予約便の欠航時においてはこれらの手数料無しに予約便を変更することが可能です。

ジェットスターの欠航が決まって、JALやANAなど他社を利用すると、高い当日券を購入する必要があるため、次便を待てる時間的余裕がある場合は、ジェットスターでの振替をお願いするのが賢明です。

1日の便数が少ない路線や遅い時間帯の便、台風や大雪など天候によるもの欠航時は、振替便が翌日以降となる場合もあります。その日中にどうしても帰らないといけない場合は、他社便が利用出来るなら他社便を利用するしかありません。もちろん、他社便の航空券代は自腹です。

参照元:ジェットスター・ジャパン運送約款

チケットを払い戻す方法

空港カウンター コールセンター ウェブサイト ライブチャット
〇※推奨 〇※推奨

欠航時にチケットを払い戻す方法は、空港カウンター、コールセンター、ウェブサイト、ライブチャットいづれの場合も可能です。空港で欠航が決まった場合はコールセンターへ電話するよう、前日までに欠航が決まり欠航メールが届いた場合はコールセンター又はウェブサイト上で払い戻し手続きをするように勧められることが多いです。

コールセンター又はライブチャットがおすすめ

欠航が決まったら、コールセンターへ電話するかウェブサイト上のライブチャットを利用して払い戻しをお願いしましょう。空港カウンターでお願いする方法もありますが、空港カウンターは振替をお願いする人で大混雑しますし、払い戻しはその場で現金で払い戻しはしてくれないので、空港カウンターへ並ぶ必要はありません。

また、ウェブサイト上での払い戻しは「フライトバウチャー」というジェットスターでのみ使えるクーポン券での払い戻しのみとなるので、コールセンター又はライブチャットで“現金”での払い戻しをお願いするのが良いです。

お問合せ先

●コールセンター
ナビダイヤル:0570-550-538
PHS:050-3168-8538
フリーダイヤル:0120-9347-87
※日本語対応は9時~21時(英語対応は24時間)

●ライブチャット
遅延・欠航の払い戻し
※9時~21時

ジェットスターでの払い戻しは基本的に「フライトバウチャー」。ただし、機材繰り、機材整備、乗員繰りといったジェットスター都合の欠航時はフライトバウチャーではなく現金での払い戻しが出来るケースが多いです。

予約便を振替(変更)する方法

空港カウンター コールセンター ウェブサイト ライブチャット
〇※推奨

予約便を振替する場合は、空港カウンター、コールセンター、ウェブサイト、ライブチャットいづれの場合も可能です。空港で欠航が決まった時は空港カウンターで、事前に欠航が決まった時はコールセンター又はウェブサイト、ライブチャットで変更するよう勧められる場合が多いです。

振替は空港カウンターがオススメ

空港到着後、ジェットスターの欠航が決まった時は空港カウンターで振替をお願いしましょう。その日の便へすぐに変更出来るのであればウェブサイト上で変更しても良いですが、翌日以降の振替となる場合は場合によってジェットスターから補償を受けられる可能性があるため、その補償について詳しく教えてもらうために空港カウンターで振替を依頼するのがおすすめです。

ジェットスターはLCCでは珍しくホテル・食事代と補償が充実!

補償内容 補償上限
ホテル一室 10,000円
食事・その他 3,000円
ホテル・空港間の交通費(タクシーは公共交通機関利用不可時のみ)

予約便の振替が翌日以降になると困るのが宿泊代。往路便が欠航となってしまった場合は自宅へ一旦帰れば良いのですが、復路便が欠航となってしまった場合は空港周辺のホテルでもう一泊する必要があります。また、往路便でも空港から自宅が遠く離れている場合は翌日の早朝便に乗るためにホテル周辺で泊っておかないと飛行機に乗れないこともあるでしょう。

大手航空会社のANAとJALは欠航時の補償がしっかりしていますが、LCCでは補償がほとんどない場合がほとんど。しかし、ジェットスターはLCCの中では珍しく、欠航時の補償が充実しています。ジェットスター公式HPでは詳細を確認することが出来ませんが、直近の欠航時においてホテル代、食事代、交通費を補償するといった対応を行っています。そのため、他のLCCに比べると、欠航した時も割と安心できるのがジェットスターの良いところ。

欠航時に補償が受けられる条件と申請方法

ジェットスターの欠航時の補償は全てのケースで受けられる訳ではありません。また、補償が受けられる条件に当てはまる場合でも、自ら申請をしておかないと補償を受けることが出来ないので、しっかり申請することが大切です。

補償の条件

  • 会社都合(機材繰り/機材整備/乗員繰り等)で欠航となった
  • 払い戻しではなくジェットスターの振替便を利用する(他社便はNG)
  • 自宅が空港から遠方にある(目安は1時間以上)

ジェットスターの補償を受けるための条件は、上記の通りです。

基本的に会社都合ではなく、台風、大雪、地震といったやむを得ない事情によって欠航が決まった場合は補償はありません。また、ジェットスターのチケットを払い戻して他社便を利用する場合も補償の対象外です。

補償を受ける方法(申請方法)

①空港で払い戻し申請用紙を受け取る

②ホテル、飲食、交通費の領収書を貰う

③申請用紙と領収書を提出する(FAX又はライブチャット等)

④返金を受け取る

補償はジェットスターが予め提携ホテルを手配してもらえる場合もありますが、自分でホテルを探す場合はホテル代を立て替えて後日精算するという流れになります。立て替えた金額をジェットスターに請求するためには、空港で受け取った「払い戻し申請用紙」を記入し領収書とともにジェットスターへ立替申請を必要があります。

チケットによっては“見舞金”を受けられる!

Starter(基本運賃) フレックスBiz ちゃっかりPlus しっかりMax
× ×
(10,000円)

(20,000円)

ジェットスターの「ちゃっかりPlus」と「しっかりMax」だと、遅延・欠航時に“見舞金”を受け取ることが出来ます。もちろん、この見舞金も受け取るためには条件があります。

見舞金が出る条件

  • 予約便が欠航又は運休となった
  • 予約便の出発が6時間以上遅れた
  • 予約便が本来の目的地へ到着せず、第三空港へ到着して運航を終了した

見舞金を受け取るための条件は上記のいづれかに当てはまる場合です。遅延時は6時間以上と決まっているものの、欠航時は全てのケースで見舞金を受け取ることが出来ます。天候によるものか、会社都合によるものかは関係ありません。

また、注意しておきたいのがチケットを払い戻ししてしまうと、この見舞金は受け取ることが出来ません。ただし、現金の払い戻しではなく、フライトバウチャーでの払い戻しの場合は問題なく見舞金を受け取れます。

見舞金を受け取る方法

見舞金請求書をダウンロード

②見舞金請求を記入

③見舞金請求書を提出(郵送、FAX、Eメール)

④見舞金を受け取る

見舞金を受け取るためにはジェットスター公式サイトで「見舞金請求書」をダウンロードして、必要事項を記入した上で、欠航日から30日以内にジェットスターへ提出する必要があります。

最後に

LCCは飛行機欠航時の対応が良くないと良く耳にしますが、ジェットスターは他のLCCに比べると欠航時の対応が割と充実しています。もちろん、台風によって欠航したのか、ジェットスターの会社都合で欠航したのか欠航理由や、その時々のジェットスタースタッフの判断によっても、欠航時に受けられる対応は変わってきます。そのため、満足のいく対応を必ずしも得られるとは限りません。

ただし、状況によっては十分な補償を受けられるケースがありますし、見舞金が出るチケットもあります。もちろん知らないで、これらの補償・見舞金制度を利用しないと損してしまうことがあるので、こういった補償・見舞金制度があることは知っておくことが大切です。