飛行機へのライターの持ち込み制限について

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喫煙者にとってライターは日々の生活の中ではもちろんのこと、旅先でも欠かせないアイテムの一つ。旅先に持っていく荷物で欠かせないものの一つとして、真っ先にライターを挙げる人も多いはず。飛行機では機内で当然ながらタバコを吸うことは出来ませんが、空港の喫煙スペースや旅先でタバコを楽しむために、旅先にもこだわりのライターを持っていく方も多いでしょう。特に、デュポンやダンヒル、カルティエといった喫煙者憧れの高級ブランドを持っているなら、旅先でも自慢のライターを使いたい。

ただし、飛行機でのライターの持ち込みには制限があります。全てのライターを自由に持ち込めるわけではありません。また、制限に引っ掛かる場合、お気に入りのライターが保安検査場で没収されてしまう可能性もあります。この記事では、そういったことのないよう、ライターの持ち込み制限について詳しく紹介しています。ライターを持ち込む人は是非参考にしてみてください。

飛行機へのライターの持ち込み制限

預け入れ

JAL、ANAをはじめ国内の航空会社、海外の航空会社、全ての航空会社でライターの預け入れは禁止です。どの種類のライターも、個数関係なく、スーツケース等の受託手荷物に入れて預けることは出来ません。飛行機を利用する旅で、ライターを旅先に持っていく場合は機内へ持ち込む場合のみ条件付きで可能となっています。

もし、誤ってスーツケースに入れたまま預けてしまった場合は受託手荷物の検査でライターが見つかり没収される可能性が高いです。

機内への持ち込み

機内への持ち込みは条件付きで可能となっています。その条件は、大きく3つ。

条件1.喫煙用ガスライター・オイルライター

その一つ目の条件が、喫煙用の小型のガスライター或いはオイルライターであること。オイルタンクライター、ターボライター、ジェットライター、葉巻用ライターは持ち込み不可です。

条件2.個数は1人1個まで

持ち込める個数は1人あたり1個まで。2個以上のライターを持っていた場合は、1個のみ持ち込み可能で、それ以外のライターは保安検査場で放棄する形となります。旅先のお土産としてライターを買った場合も飛行機利用で持って帰れるのは計1個のみ。

条件3.身に着けて持ち込む

機内へ持ち込む場合、手荷物に入れて保管しておくのはNGです。機内へ持ち込む場合は必ず服のポケットなどに入れて身に着けておく必要があります。ライターを持っていくなら、機内で着用する服はライターを入れられるポケットがあるものを選びましょう。

ライターの種類別の持ち込み可否

1人1個の条件で機内へ持ち込めるライターはガスライターとオイルライターのみ。通常のライターよりも高い火力を得ることが出来る、オイルライター、ターボライター、ジェットライター、葉巻用ライターは持込不可。

持ち込み可能 持ち込み不可
ガスライター オイルライター オイルタンクライター ターボライター ジェットライター 葉巻用ライター

ガスライター:〇

多くの人が利用する使い捨ての100円ライターや、ガスを注入することで長く愛用出来る注入式ガスライターは機内への持ち込みが可能。

オイルライター:〇

Zippoライターが有名なオイルライターもガスライター同様、機内へ持ち込み可能。オイルライターは寒い場所や風が吹いている場所でも問題なく着火するので、アウトドアや寒い地域への旅行に人気。

オイルタンクライター:×

同じオイルライターでも、オイルの吸収する吸収剤が入っていないオイルタンクライターは機内への持ち込みが不可。このライターの見分け方は、ライター内に綿の吸収剤(白い綿)が入っていないこと。

ターボライター:×

風が強い場所でも炎が消えにくい特徴があり、釣りや登山などアウトドアシーンで人気のターボライター。ターボライターは、外にある空気を利用して外で着火させるガスライターとは違い、混合ガスをライターの中にある燃焼筒内で完全燃焼させる仕組み。そのため、風に強く、しっかりと着火出来る。ただ、機内へ持ち込むことは不可。このライターの見分け方は、炎が青白いこと。

ジェットライター:×

ターボライターと同じような構造で、より高い火力を得られるジェットライターも機内への持ち込み不可。ターボライター同様、炎が青白い。

葉巻用ライター:×

通常のガスライターよりも高い火力を得られる葉巻用ライターも持ち込み不可。

国際線を利用する場合は国によって持ち込み禁止の場合がある

国際線を利用する場合は、航空会社、離陸する国によって、タバコの預け入れだけではなく、機内への持ち込み自体全面的に禁止されている場合があります。世界各国の航空会社の多くは、ライターの機内への持ち込みの場合のみ、条件付きで可能としているところが多いですが、中には持ち込み自体も禁止している場合があるため要注意。

中国

中国系の航空会社、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空を利用する場合は注意が必要。中国系の航空会社はライターの持ち込み自体禁止している。中国発の便だけではなく、日本発中国行きの便も機内へのライターの持ち込みが禁止になっている。

また、日本の航空会社で中国にライターを持っていくことが出来ても、中国発の便は中国系の航空会社だけではなく全ての航空会社に「機内へのライターの持ち込み禁止」が適用されるため、お気に入りのライターを日本に持って帰ることが出来ないので注意しておきたい。

フィリピン、インド

フィリピンとインドは、それぞれ同国発の全ての航空機に対して、「機内へのライターの持ち込み禁止」のルールを適用しています。日本からフィリピン、インドに行きはライターを持ち込むことは出来ても、日本へ帰る時に没収されてしまうので注意しておきましょう。

ライター用補充ガス、オイルは共に預け入れ・持ち込み禁止

ガスライター、オイルライターの補充ガス、補充オイルは共に預け入れ、機内への持ち込みは禁止となっています。補充ガスは高圧ガスとして危険物扱い、補充オイルは引火性液体として同じく危険物扱いとなっているので、全ての航空会社で預け入れとともに機内へ持ち込むことは不可能。旅先へライターを持っていく場合は、事前にガスやオイルを補充しておくのがおすすめです。

まとめ

  • 通常のライターなら1人1個まで持ち込み可能
  • ライターの種類によっては持込不可
  • 中国・インド・フィリピンは持込禁止

飛行機へライターを持ち込む場合、スーツケースに入れて預けることは出来ないが、1人1個までなら機内へ持ち込むことが可能です。ただ、ターボライターやジェットライター、葉巻用ライターといった炎が青い特徴を持つライターは機内への持ち込み自体もできません。

また、中国系の空港会社を利用する場合や中国、インド、フィリピンの空港を利用する場合は、どの種類のライターであっても機内へ持ち込むのは不可。国際線を利用する場合は、利用する航空会社、または国によって独自にライターの機内への持ち込みを禁止しているところがあるので、お気に入りのライターが没収されないように、事前に持込の可否を確認しておきましょう。