日本一厳しい!ジェットスターの手荷物の機内持ち込み条件をクリアする方法!

本記事はプロモーションを含む場合があります。

安く航空券が買えるジェットスターはみんなに人気のLCCです。安くチケットが買えて気軽に国内旅行や海外旅行が出来るのがジェットスターの魅力。ただ、その反面、ジェットスターは他の航空会社に比べて制限を受けることが多いです。その代表例が「機内持ち込み手荷物」です。

ジェットスターの機内持ち込み手荷物は手荷物のサイズや重量など他の航空会社に比べて条件が厳しい。さらに空港での機内持ち込み手荷物のチェックも厳しいので、機内へ手荷物を持ち込むのが日本一厳しいともいわれています。そのため、空港でジェットスターの規定に引っ掛かり、手荷物を機内へ持ち込めなかったり、追加料金を支払うはめになったりと、ジェットスターに対して「厳しい」イメージを持つ人が多いです。

しかし、事前にジェットスターの規定サイズや規定重量など手荷物の持ち込みルールを把握しておけば空港で持ち込み手荷物で引っ掛かったり、余計な出費をすることもありません。この記事では、多くの人がジェットスターを快適に利用出来るよう、機内へ手荷物を問題なく持ち込むための方法を紹介しています。

ジェットスターで機内へ手荷物を持ち込む方法

ジェットスターを利用する際、スーツケースやリュック、ハンドバッグ、お土産袋、傘といった荷物を機内へ持ち込む方法は二通りあります。一つは「手荷物」として、もう一つは「身の回り品」として持ち込む方法です。ジェットスターでは、オプション無しの基本運賃でも、1人あたり手荷物は1個まで、身の回り品は1個まで、計2個機内へ無料で持ち込むことが可能です。

1.「手荷物」として持ち込む

手荷物の例:
キャリーケース(スーツケース)、リュック(バックパック)

キャリーケース(スーツケース)、リュック(バックパック)、ボストンバッグといった大きい荷物は「手荷物」として機内へ持ち込むことが出来ます。

オプションセットの「ちゃっかりPlus」と「しっかりMax」を付けると、キャリーケースを受託手荷物として空港カウンターで預けることが出来ますが、基本運賃や「フレックスBiz」では別途受託手荷物の有料オプションを追加しない限り預けることは出来ません。そのため、スーツケースは基本的に機内へと持ち込む人が多いです。

2.「身の回り品」として持ち込む

身の回り品の例:
ハンドバッグ、文庫本、財布、ノートパソコン、コート、傘、免税品

ジェットスターでは他の航空会社同様に、キャリーケースだけではなく身の回り品としてハンドバッグといった小さい手荷物も機内へと持ち込むことが出来ます。

スーツケースは機内でものを出したりするのに不便なので、機内で使用したい小物類はハンドバッグやショルダーバッグなどの身の回り品に入れておくと良いです。

「手荷物」の持ち込み条件(サイズ・重量・個数)

サイズ 縦56cm 横36cm 幅23cm
重量 7kg
個数 1個

ジェットスターでキャリーケースやバックパック等の「手荷物」を機内へ持ち込む際は、「サイズ」、「重量」、「個数」の三つの条件をクリアする必要があります。特に注意しておきたいのがサイズと重量です。

ANAやJAL、スカイマークの機内持ち込み規定サイズは「55cmx40cmx25cm」。一方、ジェットスターは「56cmx36cmx23cm」。一番長い辺(縦)の長さが1cm長いものの、他の辺(横・幅)の長さが短いのが特徴です。一般的な機内持ち込みサイズのスーツケースは、「55cmx40cmx25cm」に合わせているので、ジェットスターでは持ち込み出来ない可能性があるので要注意。

さらに重量は「7kg」と厳しい。国内の航空会社はLCCを除くと「10kg」が基本なので、重さを気にせず荷造りしていると簡単に7kgをオーバーしてしまいます。荷造りする際は出来るだけ重いものは避け、7kg以内に収まるように調整する必要があります。

ジェットスター利用時にオススメのキャリーケースはコレ!

国内メーカー“ヒデオワカマツ”の「フライⅡ」はジェットスターの「56cmx36cmx23cm」をクリアするソフトキャリーケース。多くの機内持ち込みサイズのスーツケースが「幅25cm」である中、「幅22cm」のスーツケースは非常に貴重。さらに、重量が「1.9g」とかなり軽いので重量制限の厳しいジェットスターでの利用に最適。

「身の回り品」の持ち込み条件(サイズ・重量・個数)

サイズ 座席下に収まるサイズ
重量 手荷物と合わせて7kg
個数 1個

機内へメインバッグ(キャリーケースやバックパック)以外に、もう一つ手荷物を持ち込みたい場合は「身の回り品」として持ち込みます。その身の回り品も手荷物同様、「サイズ」、「重量」、「個数」をクリアする必要があります。

一番注意しておきたいのが重量です。身の回り品は手荷物と合わせて「7kg以内」に抑える必要があります。ジェットスターへ持ち込み出来る荷物は計2個で総重量7kg以内と決まっているので、もしキャリーケースだけで7kg近くある場合は身の回り品は持ち込むことが出来ません。機内で小物を取り出しやすいようにハンドバッグ等の身の回り品を持ち込みたい場合はスーツケース(メインバッグ)の重量を減らす必要があります。

また、どんなものでも身の回り品として持ち込めるのではなく、サイズは「座席下に収まるサイズ」と決まっています。他のLCCでは身の回り品は手荷物と同じ「3辺の和が115cm以内」とされている場合が多いですが、ジェットスターは簡単に“小さいもの”しか身の回り品として持ち込むことが出来ません。

参照元:
機内持込手荷物|ジェットスター
運送約款|ジェットスター

リュックサックは身の回り品として持ち込める?

小さいリュック
(座席下に収まる)
大きいリュック
(座席下に収まらない)
×

ジェットスターで気になるのはリュックが持ち込み出来るかどうか。

ジェットスターで機内へ持ち込み出来る身の回り品は「座席下に収まるサイズ」とありますが、3辺の和の合計や各辺の長さといったところで明確なサイズ指定はありません。そのため、身の回り品としてリュックを持ち込めるかどうかはその時に対応する職員のさじ加減次第といったところがあります。

基本的にはジェットスターでは手荷物は大きい荷物、身の回り品は小さい荷物と決まっているので、一緒に持ち込むキャリーケースよりも大きいもの、それ同等の大きさのものは持ち込むことが出来ません。一方、機内で使用する小物等を入れる程度の小さいリュックであれば、問題なく持ち込める場合が多いです。

免税店で買ったお土産袋は持ち込み可能?

ANAやJALに搭乗している時と同じ感覚で空港の免税店や売店で買ったお土産袋を機内へ持ち込もうとすると搭乗ゲートで止められます。お土産袋を含む手荷物が計2個までであれば問題ありませんが、キャリーケースとハンドバッグ、そしてお土産袋と計3個を持っていると機内持込可能な個数を超えてしまうので、アウトです。

お土産袋はキャリーケースや身の回り品として持っているサブバッグに入れて手荷物を計2個までにしておく必要があります。もちろん、お土産袋を入れることで総重量が7kgを超えてしまうと、機内へ持ち込むことが出来ないので、預けるか機内持込手荷物の重量を追加(プラス3kg)する必要があります。

空港で重量検査はある?

LCCでは機内持ち込み手荷物に厳しい重量上限が設定されている場合が多いですが、空港で特別重量検査が無いことも多いです。そのため、よほど大きいスーツケースやたくさんの荷物を持っている場合ではない限りサイズ検査や重量検査無しで搭乗出来ることが多いです。

一方、ジェットスターは各空港で厳しい重量検査(重量チェック)があります。自動チェックイン機を利用せず有人カウンターでチェックインした場合や手荷物を預けた際に機内へ持ち込む手荷物の重量を測られます。また、自動チェックイン機を利用しても、保安検査通過後に搭乗ゲートのところで一人一人の重量検査があります。少しでも重量オーバーになってしまうと、機内へ持ち込むことは出来ないので、荷物を預けるかプラス3kgのオプションを追加する必要があります。

帰りの便では7kgを超えやすいので要注意

行きと帰りでジェットスターを利用する際は帰りの重量検査に注意しておきましょう。行きは、家で事前にスーツケースの重量を測って、7kgを超えた場合は荷物を減らすなど重量調整しておけば当日空港の重量検査で重量オーバーとなることはありません。

しかし、帰る時は旅行先でショッピングをしたり、友人や家族へのお土産品を買ったりして荷物が増えてしまっています。行く時にギリギリ7kg以内だと、帰る時には当然重量オーバーとなってしまっています。

また、ホテルや外出先ではスーツケースの重量を測るのは難しいので、「このぐらいなら大丈夫だろう」と思っても7kgを大きく超えてしまっているという場合もあります。そのため、ジェットスターを利用する旅行では、念のために重量を測る「荷物はかり」を持っておくと便利です。

「7kg」をオーバーすると割高な追加料金が発生する

当日の割高な追加料金
タイミング 機内持込+3kg追加 預け入れ
チェックイン時
(空港カウンター)
3,000円 3,500円
(国際線5,000円)
搭乗直前
(搭乗ゲート)
4,000円 4,000円
(国際線5,000円)

空港の重量検査で「7kg」を超えてしまった場合、「機内持込の重量を増やす」か「預ける」かどちらかを選ぶ必要があります。もちろん、無料で済ませることは出来ず、持込み重量を増やす場合も預ける場合も追加料金が必要です。それもかなり料金を支払う必要があります。

ジェットスターはネットの事前予約であれば、重量を増やす場合、預け入れるオプションを付ける場合も1000円前後で済みます。しかし、出発当日にチェックインカウンター、搭乗ゲートでこれらのオプションを追加するとなると3,000~5,000円の割高な追加料金が必要になってきます。場合によっては追加料金が元々支払っていた航空券と同じぐらいの値段になってしまうこともあります。

行きは7kg以内でも帰りに7kgを超えてしまっている場合があるので、帰りのチケットだけ事前にネット予約で「受託手荷物オプション」や「機内持ち込みオプション(プラス3kg)」を付けておくと安心です。事前にネット予約する方がオプション料金は格段に安く済みます。

重量オーバーでも追加料金を避けるちょっとした“裏技”

LCCでは出発日当日に空港で重量オーバーとなってしまうと、機内持込み可能な重量を増やす、手荷物を預けるといった対応が必要ですが、そうした場合に別途追加料金が必要になってきます。特にジェットスターはその際の追加料金が高いのが特徴。そのため、出来るだけ当日の空港での重量オーバーで追加料金を支払うのは避けたい。そんな時のちょっとした裏技は、下記の通りです。

重いものは服のポケットへ入れる

重量オーバーになってしまっても、キャリーケースやハンドバッグの荷物から重たいものを取り出してズボンや上着のポケットにしまってしまえば手荷物の総重量を減らすことが出来ます。また、衣類は上から着る、腕時計やネックレス、ブレスレットといった身に着けられるものは身に着けるといった対策をとることで、重量オーバーを逃れることが出来ます。

友人や家族の手荷物へ荷物を移す

友人や家族の手荷物にまだ余裕がある場合は、そっちに荷物を移させてもらうのも一つの手です。もちろん、友人や家族と合わせて合計で「14kg以内」といったやり方は出来ませんが、友人や家族の手荷物に荷物を移して、それぞれが「7kg以内」に収まっていれば問題ありません。

捨てる

どうしても重量が7kg以内にならないという場合は捨てるのも一つの方法です。どうしても追加料金を支払いたくない場合は、現地でも買える安いものを捨てていきます。

諦めて追加料金を支払う

荷物をポケットに入れたり、同乗者の手荷物へ移したり、捨てたりしても、どうしても7kgを下回らない場合は諦めて追加料金を支払うしかありません。

有料の機内食は避けたい!食べ物や飲み物は持ち込んでも大丈夫?

持ち込み 機内飲食
食べ物
飲み物
お酒 ×

ジェットスターでは国際線でも機内食は有料です。水やお茶、ソフトドリンクといった飲み物も有料で無料で順番に提供してくれることはありません。そのため、機内で何か飲みたい、食べたいといった時は有料メニューを頼むか、機内へ自分で持ち込む必要があります。

海外のLCCでは機内へ飲み物、食べ物を持ち込めない場合もありますが、ジェットスターは飲み物も食べ物も機内へ持ち込むことが可能です。また、持ち込んだお弁当やお菓子を機内で食べたり、ミネラルウォーターやコーラなどを飲むのも自由です。

ただし、お酒に関しては持ち込んだものは機内で飲むことが出来ません。ピーチはお酒を持ち込んで飲むのも自由ですが、ジェットスターはアルコール飲料に関しては自分で持ち込んだものは飲酒禁止となっています。そのため、機内でお酒を飲みたいなら有料で頼む必要があります。

最後に

ジェットスターは空港で一人一人持ち込み手荷物の重量検査が実施されているなど、機内への持ち込みに関して厳しい航空会社です。しかし、そうした厳しい検査があるからこそ、みんなが平等に同じだけの手荷物を機内へ持っていくことが出来ます。きっちりと7kgに抑えるようにしている人が損をしてしまうようなことがありません。

ジェットスターでは規定サイズや規定重量ははっきりと決まっているので、空港で余計な追加料金を払わないためにも、しっかり規定サイズと規定重量を守って空港へ行きましょう。