飛行機へカイロは持ち込み可能?使い捨て・充電式・オイル式カイロは?

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冬の寒い時期に北海道や東北、日本海側の地域へ、またはヨーロッパやカナダ、韓国へ訪れる場合にあると便利なのがカイロ。カイロは持ち運びしやすく、旅行先でも手軽に暖をとることが出来るので、旅先に持っていくアイテムとしても人気。

ただし、カイロは種類によっては預け入れのみ不可となっているもの、機内持込と預け入れ両方とも不可となっているものがあります。この記事ではカイロの種類別(使い捨て・充電式・オイル式)に機内への持ち込み、預け入れ可否について紹介しています。また、注意しておくべきことも紹介しているので、是非参考にしてみてください。

種類別!飛行機へのカイロの持ち込み制限

使い捨てカイロ

機内持込 預け入れ

カイロの定番と言えば「使い捨てカイロ」。使い捨てカイロは体に貼るタイプ、貼らないタイプ、靴用とあります。この使い捨てカイロは、機内へ持ち込むことも、スーツケースの中に入れて預けることも可能です。特に個数の制限もありません。

充電式カイロ

機内持込 預け入れ

USB充電で繰り返し使える「充電式カイロ」は人気アイテム。使い捨てではなく何度でも使えるので、使い捨てカイロに代わる携帯カイロの新定番となりつつあります。そんな充電式カイロは機内へ持ち込むことは可能。充電式カイロはリチウムイオン電池を使用しているため、「160Wh(ワットアワー)以下」という条件をクリアする必要がありますが、通常市販されている携帯型充電式カイロで「160Wh」を超えるものはないので、問題なく持ち込むことが可能です。

また、注意したいのが預け入れ。充電式カイロはカイロ機能以外にモバイルバッテリーとしての機能を有するものが多い。「リチウムイオン電池内臓の電子機器本体(スマホやタブレット等)」は預け入れ可能となるが、「予備バッテリー(モバイルバッテリー等)」は預け入れ不可となっているので、モバイルバッテリー機能を有する充電式カイロは預け入れ不可となります。

そのため、充電式カイロは預け入れではなく、モバイルバッテリーと同様機内へ持ち込むのが安心です。

オイル式カイロ

機内持込 預け入れ
× ×

アウトドアで人気のハクキンカイロやZippoのハンディウォーマーといった「オイル式カイロ(オイル充填式カイロ)」は機内へ持ち込むことも、預け入れることも出来ません。その理由は、航空法で定められている危険物に該当する可燃性液体を使用しているためです。

しかし、中身の燃料を捨てて綺麗に洗い、内綿も取り除いた容器だけの状態であれば持ち込める場合もあります。ただし、場合によってはそれでも一度使用したことがあるオイル式カイロは危険物と見なされ保安検査場で没収される可能性もあります。

使い捨てカイロを機内へ持ち込む時の注意点

使い捨てカイロを機内へ持ち込む時に注意すべきことは、カイロは“手荷物”に入れておくこと。カイロを衣類のポケットに入れていたり、貼るタイプのカイロを体に張っていると、保安検査場の金属探知機でカイロが反応する可能性があります。カイロは鉄と酸素が結びつき、酸化鉄になる時の熱を利用して暖かくなる仕組みなので、カイロの中には金属である鉄粉が含まれています。

金属探知機は金属に反応するので、カイロの鉄粉に反応して保安検査で引っ掛かる可能性があります。もちろんカイロが原因の場合はカイロを取り出せば問題なく通過出来ますが、保安検査をスムーズに通過するためにもカイロは手荷物に入れておくのがオススメです。

参照元:カイロのQ&A|桐灰

海外の空港でカイロを持っていると引っ掛かる?

カイロは1970年代に日本で誕生した日本発の発明品です。カイロ文化は日本独自の文化なので、以前は海外旅行でカイロを持っていくと入国時の入国検査、出国時の保安検査で「謎の物体」として引っ掛かることがありました。

しかし、現在は欧米やアジアの多くの国で日本のカイロが普及し海外の人にもカイロが広く認知されてきているので、カイロが原因で海外の空港で止められることはほとんどありません。実際、海外から日本へやってくる旅行客も帰国時にお土産品として日本のカイロをたくさん購入して飛行機へ持ち込んでいます。

最後に

カイロ定番の使い捨てカイロは機内へも預け入れも可能です。安心して国内旅行、海外旅行問わず旅行先へ持っていくことが出来ます。一方、最近人気がある充電式カイロは“貨物室での輸送が禁止”されている予備バッテリー扱いとなる商品が多いので、預け入れではなく機内へ持ち込むようにしましょう。

また、アウトドア用品として人気のオイル式カイロは機内へも預け入れもできないので、旅行先に使い捨てか充電式カイロを持っていきましょう。