機内へお弁当やお菓子等の食べ物は持ち込み出来る?【国内線・国際線】

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飛行機を利用する空の旅では、飛行機の中でお弁当やお菓子を食べるのが楽しみという人も多いでしょう。窓から見える空からの景色を見ながら食べるお弁当やお菓子は格別。普段よりも何倍も美味しく感じるはず。また、最近では空港でしか買えない貴重な空弁も多く販売されているので、LCCを利用する場合は空弁を存分に堪能しましょう。また、ANAやJALでも小腹が付いた時用にお菓子を持ち込みたい。

ただ、気になるのが飛行機への食べ物の持ち込みが出来るかどうか。基本的に国内線では自由に食べ物を持ち込むことが出来ますが、国際線の場合はいろいろと制限を受けることが多い。この記事では、機内へ食べ物の持ち込む際に知っておきたい情報をまとめています。特に海外旅行で気を付けておきたいポイントを多く紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

機内への食べ物の持ち込み

国内線

国内線を利用する場合、駅や空港の弁当屋さんで買った駅弁、空弁、コンビニや売店で買ったおにぎり、パン、サンドイッチ、ポテトチップス、チョコレート、その他お菓子類は問題無く持ち込むことが出来ます。国際線の場合は液体物の量的制限によって、食べ物によっては機内への持ち込みが制限される場合がありますが、国際線は食べ物は量的制限の対象外なので、自由に持ち込むことが出来ます。

国際線

国際線の場合は液体物の量的制限の対象となる食べ物はものによって、機内へ持ち込めないものもあります。お弁当やおにぎり、サンドイッチ、パンといった液体物に該当しない食べ物は国内線同様に機内へ持ち込むことが可能です。お菓子では、ポテトチップス(スナック菓子)、チョコレート、クッキー、団子、カステラといったものが自由に持ち込み可能。

ただし、飲み物、缶詰、ゼリーといった液体物に該当するものは、機内への持ち込み制限があるので、「1容器100ml以下で総量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋にまとめて入れる」といった条件を守る必要があります。1容器100ml以下を超えるものは基本的に機内への持ち込みは不可。

加熱式弁当は機内持込・預け入れともに禁止

通常のお弁当は機内へ持ち込んで食べることが出来ます。各空港には空弁当としてたくさんの種類の弁当が販売されています。ANAやJALの場合は機内食が出るので、弁当を買って機内で食べることは少ないですが、ピーチやジェットスターといったLCCに乗る場合は空弁当を食べるのを楽しみに飛行機に乗る人も多いでしょう。

しかし、加熱式弁当は機内への持ち込み、預け入れともに禁止となっているので注意しておきましょう。加熱式弁当とは、ヒモを引っ張ることで一瞬で弁当をホカホカに温めることが出来る弁当です。出来立てほやほやのような温かいご飯が食べられるということで駅弁として人気。さらに最近では、加熱式ランチボックスも販売されており、ピクニックや旅行に加熱式容器に入れたお弁当を持っていく人も増えています。ただし、加熱式弁当に使われている生石灰は使用方法によっては火災を起こす恐れもある危険なもの。そのため、駅で売られている加熱式弁当や、加熱式ランチボックスといったものは、機内に持ち込むことも預け入れることもできません。

海外旅行で注意したい!液体を含む量的制限対象の食べ物

飲料全般 プリン ババロア
ゼリー 杏仁豆腐 あんみつ
ぜんざい ヨーグルト アイスクリーム
野菜缶詰 果物缶詰 おでん缶詰
スープ類 カレー類

国際線は液体を含む食べ物は液体物とみなされるので、意外なものも機内への持ち込み制限があります。特に気を付けたいものを、「量的制限の対象となる液体物のリスト(国土交通省)」から上記を抜粋しました。特に、機内で食べる食べ物としては、デザートが制限を受けることが多いです。食後のデザートとして人気のプリン、ヨーグルト、ゼリー、ババロア、杏仁豆腐は量的制限を受ける代表例。これらの食べ物も、化粧品同様、1容器100ml以下で、1リットル以下の袋に入れることが条件となります。そのため、機内にデザートを持ち込む場合は、保安検査が終わった後に搭乗口付近にある売店で買って持ち込むのがおすすめです。

海外旅行で果物を持ち込む場合は注意が必要

海外旅行では、果物の持ち込みにも注意しておきましょう。果物は、機内への持ち込みの量的制限の対象外ですが、渡航先によってはその果物が持ち込み禁止の場合があります。機内で食べ切る分には問題ありませんが、余ったものを持ち込んだりすると、入国時に持ち込んだ果物で引っ掛かってしまう可能性があるので、注意しておきましょう。

また、日本から海外へ行く場合だけではなく、海外から日本へ帰ってくる場合でも、果物の種類、旅行先によって日本への持ち込みが禁止されている場合もあります。そのため、基本的には果物は機内で食べ切るのがおすすめです。イチゴやブドウ、桃、キウイフルーツといった普段何気なく食べているものも持ち込み禁止の対象となっていることが多いので、注意しておきましょう。どんな果物が海外への持ち出し(日本への持ち込み)の規制の対象になっているか気になる方は、植物防疫所HPを確認してみてください。

国際線でも赤ちゃん用のベビーフードやミルクは持ち込み可能

国際線を利用する場合、液体物に該当する食品の持ち込みルールは厳しいですが、赤ちゃん用のベビーフードやベビーミルク、粉ミルク用のお湯(魔法瓶に入れらたお湯)は、その対象外となっています。他の液体物のように100ml以下の容器に移し替える必要はなく、そのまま持ち込むことが可能です。ANAやJALといった一般航空会社の場合は赤ちゃん用、小さい子供用に特別な食事や粉ミルクを用意していることが多いですが、LCCの場合はそういった特別な食事を用意していることは少ないので、自分で用意しておく必要があります。

ただし、保安検査場を赤ちゃんと一緒に通ることが条件です。赤ちゃん同伴ではない場合はベビーフードやベビーミルク、粉ミルク用のお湯も液体物の対象となります。お母さんが機内へ持ち込む手荷物に乳幼児用の食品を持っている場合、お父さんが赤ちゃんを抱っこして別々にいると、赤ちゃんと同伴ではないということで手荷物検査で引っ掛かる可能性があります。その点だけ注意しておきましょう。

航空会社独自ルールで機内への食べ物の持ち込みを禁止しているケースもある!

持ち込み 持ち込んだ食品の飲食
ジェットスター 持ち込んだアルコールのみ不可
バニラエア 持ち込んだアルコールのみ不可
春秋航空 × ×
エアアジア × ×
香港エキスプレス × ×
スクート ×
タイガーエア × ×

飛行機への食べ物の持ち込みは、各航空会社独自のルールによって禁止されている場合もあります。明確に食品の持ち込みは禁止としているわけではありませんが、「食品の持ち込み(飲食)はご遠慮いただいております。」という形で実質的に禁止しているところがあるので、注意しておきましょう。ANAやJALといった一般航空会社の場合、持ち込み、持ち込んだ食品の飲食は可能ですが、LCCの場合は禁止しているところが多いです。ピーチやジェットスターは持込可能ですが、ジェットスターは持ち込んだ食品の中でアルコールのみ飲酒を禁止しています。ピーチはLCCは、持ち込みも、持ち込んだ食品の飲食も可能です。

中国の春秋航空、マレーシアのエアアジア、香港の香港エキスプレス、台湾のタイガーエアは、機内への飲食の持ち込みが禁止されています。シンガポールのスクートは機内へ持ち込みは可能となっているものの、機内に持ち込んだ食品の飲食は禁止となっています。アジア系のLCCは機内への食べ物の持ち込みに関して厳しいところが多いので、利用の際は事前に持ち込みが可能かどうか確認しておきましょう。

まとめ

国内線の飛行機では、食べ物は基本的に自由に持ち込むことが出来ます。機内食だけでは足りない場合や機内食が出ないフライトでは自分の好きなお弁当やお菓子を持参して空の旅を楽しましょう。一方、国際線の飛行機では、プリンやゼリーといったデザートの定番の食べ物は液体物の量的制限に引っ掛かる場合が多いので、持ち込むことは難しい。こういった水気の多い食べ物を機内に持っていきたい場合は、保安検査後の売店で購入して持ち込むのがいいでしょう。

また、海外旅行では渡航先によって持ち込み禁止に指定されている食べ物もあるので、事前に持ち込めない食べ物を確認しておくことも大切です。さらにLCCを利用する場合は、会社によっては機内への食べ物の持ち込みが禁止されている場合があるので、利用する航空会社の持ち込みルールについても確認しておきましょう。