【国際線】飛行機の乗り方を解説!初めての海外旅行でも安心!

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初めて国際線を利用する場合は、出国手続きや入国手続きで分からないことが多く、不安に思う人も多いでしょう。また、海外旅行が初めての飛行機という人も多いでしょう。そこで、この記事では初めて飛行機に乗る人でも安心して国際線の飛行機に乗れるよう、航空券の予約の段階からチェックイン、手荷物の預け、出国手続き、入国手続きまで、全ての手順を分かりやすく解説させていただきます。

どんな手順を踏んでいけば良いのか事前にわかっているだけでもだいぶ心に余裕を持って当日空港へ行くことが出来ます。初めて国際線の飛行機を利用する人、初めての飛行機が海外旅行という人は是非参考にしてみてください。

国際線の飛行機に搭乗する大まかな流れ

航空券予約→空港へ→チェックイン→手荷物カウンター→保安検査→出国審査→搭乗口へ→搭乗→目的地の空港到着→入国審査→スーツケースを受け取る→税関→入国

1.航空券を予約する

飛行機を利用する場合は航空券が必要です。国際線の航空券は出発予定日の約1年前から購入することが出来るので、各航空会社のホームページや航空券比較サイト、旅行代理店で目的地へ向かう便を予約しましょう。

2.空港へ

初めての海外旅行は出来るだけ早めに空港に到着しておくのがおすすめです。

空港到着の目安としては、出発予定時刻の2時間前がおすすめ。また、空港内で食事を済ませる場合や免税店で買い物を楽しみたい場合は、さらに余裕を持って2時間半~3時間前に到着しておくと良いです。

また、事前に各空港のフロアマップを確認して、空港到着後どこに行けば良いのか確認しておきましょう。

各空港のフロアマップ
羽田空港 成田空港 新千歳空港
関西国際空港 福岡空港 那覇空港

3.チェックイン

空港到着後、最初にすることはチェックイン(搭乗手続き)です。

チェックインをする方法は、スタッフがいるチェックインカウンターで手続きをする方法と、無人の自動チェックイン機で手続きをする方法があります。ANAやJALの場合はチェックインカウンターに行けば、搭乗券を受け取り、同時に手荷物(スーツケース)を預かってくれます。無人の自動チェックイン機を使うのが不安という方は、チェックインカウンターへ行くと安心です。

ただし、チェックインカウンターは混んでいる場合もあるので、スムーズに手順を踏むなら自動チェックイン機がおすすめ。自動チェックイン機は、航空券予約後にメールで送られてくるeチケット(予約確認書)に記載されている確認番号(予約番号)を入力するか、QRコード(2次元バーコード)をかざすだけ。機械から搭乗券が出てくるので、その搭乗券を持って手荷物カウンターへと移動します。また、LCCの場合は、全て自動チェックイン機でのチェックインとなっている場合が多いです。

搭乗手続き締切時間
ANA 1時間前(成田空港40分前)
JAL 1時間前(成田空港40分前)
ピーチ 50分前
ジェットスター 45分前
国際線は出発時刻の1時間前に搭乗手続きを締め切られる場合が多い!空港到着後は出来るだけ早く搭乗手続きを済ませよう!特にLCCはチェックイン締切時間を少しでも過ぎると搭乗出来ないので要注意!

4.手荷物カウンターでスーツケーツを預ける

チェックインを済ませた後は、手荷物カウンターへ行ってスーツケース(受託手荷物)を預けます。スーツケースはANA・JALの規定サイズ(3辺の和が115cm以内かつ55cmx40cmx25cm)より大きいものは機内へ持ち込むことが出来ないので、預け入れます。また、国際線では、機内への液体物(食品関連、飲み物関連、化粧品関連など)の持ち込み制限が厳しいため、スーツケースは預け入れるのが基本です。

ただし、リチウムイオン電池を使用したモバイルバッテリーはスーツケースの中に入れて預けることが出来ないので、必ずスーツケースから取り出して機内へ持ち込みましょう。

5.保安検査を受ける

スーツケースを預けた後は、保安検査場へ移動し、機内へ持ち込む手荷物の検査を受けます。検査は、金属探知機によるボディチェックとX線検査による手荷物チェック。保安検査では、機内へ危険物を持ち込んでいないかチェックするので、刃物や武器となりうるもの、爆発物がないかチェックされます。機内への持ち込み禁止物は、「機内持込・お預け手荷物における危険物の代表例」を確認しておきましょう。

保安検査の流れは、「ポケット等からスマホ、腕時計、財布、鍵などを取り出し手荷物バッグとともに専用トレーを乗せる→金属探知機のゲートを通る→X線検査を受けた手荷物を受け取る」といった流れです。ポケットに金属製のものを入れっぱなしにしていると金属探知機が反応します。また、金属を使用しているベルトや靴が反応することもあるので、不安な場合は気になるものはトレーに乗せておくのがおすすめ。

また、国際線を利用するときに注意したいのが液体物。350mlや500mlのペットボトルを持っていると未開封、開封済みに関わらず没収されます。機内へ持ち込むことが出来る液体物は、「100ml以下の容器」のみ。さらに、それらの容器は「1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋」にまとめられていないといけません。飲み物は実質持ち込み不可。化粧水等を持ち込む場合は、100ml以下の容器に移し替えて1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に全ての容器をまとめて入れておく必要があります。

機内へペットボトルを持ち込みたい場合は保安検査が終わってから!保安検査を通過した先にある売店や自販機で売られているものは、事前に安全性が確認されたものなので、買って機内へ持ち込むことが出来ます。

6.税関

保安検査を受けた後、条件に該当する人は税関窓口へ移動します。条件の一つは、「外国製品の腕時計、ネックレス、指輪等を海外へ持っていく場合」です。この場合、「外国製品の持出し届け」に持出す者の品名、数量、特徴を記入して税関職員に現品と記入書類を提示します。もし、出国時に税関に申告しておかないと、帰国時に外国で購入したものと区別出来ないため、課税される可能性があります。特に、新品(新品に見える)で高価なものは税関で引っ掛かる可能性があるので、新品に見える新しいものや20万円を超える高価なものを旅行先に持っていく場合は申告しておきましょう。

さらに、「100万円相当額の現金、小切手・トラベラーズチェック、約束手形、有価証券を海外へ持っていく場合」も「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を記入して税関職員のチェックを受ける必要があります。これらに該当しない場合は、税関窓口に立ち寄る必要はありません。保安検査後、税関窓口はスルーして出国審査へと向かいましょう。

7.出国審査

海外旅行へ出かける際の出国手続きの最後が出国審査。出国審査は、国内から出国する人の記録を取るための目的と過去の犯罪歴等から出国させても大丈夫かどうかを審査する目的があります。通常は出国審査で引っ掛かることはないので、安心してください。

出国審査は、出国審査ブースにいる係員にパスポートと搭乗券を提出するだけ。パスポートに出国スタンプが押され、パスポートと搭乗券が返却されます。これで、日本からの出国手続きはすべて完了となります。

8.搭乗口へ

出国審査が終わったら、搭乗券に記載されている搭乗口へと移動します。ANAやJALは出発予定時刻の30分前を目安に搭乗口へ移動しておくことを推奨しています。また、その他の航空会社でも、30~40分前を目安にしていることが多いので、搭乗口へは遅くとも30分前には移動しておきましょう。

また、機内へ持ち込む手荷物が多い場合は出来るだけ早く搭乗出来るよう、搭乗の改札近くで待機しておきましょう。飛行機内の手荷物は足元か席の上の棚に入れますが、席の上の棚はすぐに埋まってしまいます。席の上の棚は席に関係なく、どこでも使用出来るため、搭乗が遅いと自分の席の上の棚が埋まってしまっていることもあります。席から遠くの棚まで移動しなくても良いよう、出来るだけ早めに搭乗出来るようにしておくと良いです。

搭乗口(目安時間)
ANA 30分前
JAL 30分前
ピーチ 30分前
ジェットスター 45分前

9.機内へ搭乗

搭乗口付近で待っていると、搭乗時刻になると搭乗のアナウンスがあります。搭乗のアナウンスがあったら、搭乗券を改札機に通し、飛行機へ搭乗します。機内へ入ったら手荷物を足元や席の棚の上に収納し、スマホの電源を切るか機内モードに設定しましょう。後は、機内でゆったりと空の旅を楽しんでください。

10.機内で出入国カード・税関申告書を記入

目的地へ近づいてくると、客室乗務員から出入国カードと税関申告書が渡されます。これらの書類は、目的地到着後入国手続き(入国審査・税関)で必要になってくるので、機内で記入しておきましょう。主に記入することは、氏名、生年月日、住所、国籍、性別、旅券番号(パスポートナンバー)、便名、職業、滞在ホテル、旅行目的、署名といったものです。

出入国カード・税関申告書記入例
アメリカ グアム カナダ イギリス
スペイン オーストラリア ニュージーランド 中国
香港 韓国 台湾 タイ
ベトナム シンガポール インドネシア フィリピン

11.空港到着後入国審査を受ける

目的地の空港に到着したら、入国審査ブースへと向かいます。入国審査ブースは、国内の人用と外国人用の二つのブースがあるので、私たち日本人は外国人用ブースに並びます。自分の順番が来たら審査官のもとへ行きパスポートと入国カードを提示します。ここで審査官がパスポートの顔写真と本人が同一人物かどうか確認します。また、入国審査では「何の目的で来たのか」、「滞在場所はどこか」、「滞在日数はどのくらいか」といった簡単な質問をされることがあるので、事前に英語で答えられるようにしておくと安心です。

質問 解答例
What’s your purpose of your visit?(滞在の目的は何ですか?) sightseeing(観光)/business(仕事)
Where are you staying(滞在先はどこですか?) 〇〇hotel(〇〇ホテル)
How long will you be staying?(滞在期間はどのぐらいですか?) One week(一週間)/three days(3日間)

12.スーツケーツを受け取る

入国審査が終わったら手荷物を受け取りに行きます。自分が乗った便のターンテーブル番号のところに行き手荷物が出てくるのを待ちます。手荷物を受け取る際は、自分のもので間違いが無いかどうかしっかりと確認してから受け取るようにしましょう。

13.税関を通る

手荷物を受け取ったら後は税関を通るだけ。税関ではパスポートと税関申告書を提示します。

14.入国

税関を通過すると、晴れて海外へ入国。初めての海外旅行では慣れない出国手続きや入国手続きで疲れてしまうことも多いですが、無事入国出来た後は海外を存分に楽しみましょう。