JAL航空券の予約をキャンセルする方法!キャンセル料を安く済ますコツも!

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JAL(日本航空)の航空券は早割運賃の先得や直前割引運賃の特便割引といった割引チケットを購入することで、かなり安く飛行機に搭乗出来ます。ただし、航空券が安い反面、キャンセル時のキャンセル料が高いのがつらいところ。予約時は格安で予約出来て喜んだものの、予約後に急な予定が入ってチケットをキャンセルせざるを得なくなった時は重いキャンセル料がのしかかってくるので大変です。

この記事では、JALの航空券をキャンセルする際に少しでもキャンセル料を安く抑え、少しでもキャンセル時の痛い出費を抑えられるよう、JAL航空券のキャンセルのコツとともにキャンセル方法を紹介しています。また、どのタイミングでどの運賃タイプでキャンセル料が発生するのか、チケット取消時に気になるところもまとめているので、是非参考にしてみてください。

JAL航空券のキャンセル料が発生するタイミング

JALの航空券を予約した後、「支払い前」にキャンセルするか「支払い後」にキャンセルするかによってキャンセル料が発生するかどうかが変わってきます。

予約(支払い前)

JALの航空券は予約後から代金を支払うまでの間のキャンセルに関してキャンセル料金はかかりません。これは「大人普通運賃」だけではなく、割引率の大きい早割運賃「先得」や直前割運賃「特便」も同じです。

JALのチケットを予約した後は基本的に支払期限まで予約日含め3日間の猶予期間があります。その3日間以内であればいつでも予約を無料でキャンセル可能です。

購入(支払い後)

JALのキャンセル料が発生するのは、チケット代を支払った後からです。JALでは、クレジットカード、eJALポイント、コンビニエンスストア、銀行・郵便局ATM、インターネット振込と支払方法がありますが、これらの方法で支払を済ませると、その時点でキャンセル料が発生します。

チケット予約直後でも予約と同時にクレジットカードで決済を済ませている場合は予約後から既にキャンセル料が発生します。

もし予約の段階で予約するべきか迷っているなら、取りあえず座席を確保するために予約だけしておいて、支払は後で済ますようにしておけば、3日間は考える余裕が生まれます。

キャンセル料金は大きく分けて2種類

キャンセル料金=払戻手数料+取消手数料

JALの航空券をキャンセルする場合、代金を支払った後はキャンセル料がかかりますが、そのキャンセル料は大きく分けて2種類あります。それが「払戻手数料」と「取消手数料」です。払い戻しをする際は、これらのキャンセル料が払い戻し金額から差し引かれます。

払戻手数料

払戻手数料は航空券1枚あたり430円かかります。通常取消手数料がかからない「予約変更可の運賃(大人普通運賃や小児運賃等)」も払戻手数料はかかります。

払戻手数料は1区間ごとにかかるので、往路と復路をキャンセルする場合は2区間分の860円がかかります。

取消手数料

JALの航空券をキャンセルする場合、一番注意しておきたいのが取消手数料です。取消手数料はキャンセル料の中で一番高いものです。取消手数料は運賃タイプやキャンセル時期にもよりますが、支払った額の50~90%程度が取消手数料となる場合があります。

キャンセル料金(取消手数料)が発生する運賃と発生しない運賃

JALのチケットは基本的にキャンセルする際、払戻手数料がかかります。ただし、キャンセル料のもう一つである取消手数料に関しては、運賃によってかかるものとかからないものがあります。

取消手数料が発生する運賃

ウルトラ先得/スーパー先得/先得割引タイプA/先得割引タイプB/乗継割引28/乗継割引7/特便割引21/特便割引7/特便割引3/特便割引1/おともdeマイル割引/当日シルバー割引/スカイメイト

早期に予約することでJALの航空券を安く予約出来る「ウルトラ先得・スーパー先得・先得割引タイプA・B」、直前予約でも安く予約出来る「特便割引21・7・3・1」、乗継便も安く予約出来る「乗継割引28・7」といった割引率の大きい運賃は基本的に取消手数料が発生します。

友人や家族と一緒に出掛ける旅行や一人旅では、これらの割引の大きいチケットを予約している人が多いので、JALの航空券は基本的に取消手数料がかかると考えておきましょう。

取消手数料が発生しない運賃

大人普通運賃/小児普通運賃/往復割引/身体障がい者割引/JALビジネスきっぷ/eビジネス6/株主割引/介護帰省割引/特別乗継割引/離島割引/特別往復割引

割引の一切無い「大人普通運賃」、子供料金の「小児普通運賃」、往復予約の割引が効いた「往復割引」、出張利用で人気の「JALビジネスきっぷ」といった運賃は早割や直前割に比べて割引率が低い運賃でチケット代が高いものの、出発時刻前のキャンセルであれば取消手数料が発生しません。

もし、ビジネス用途或いはキャンセルしてもお金が返ってくるチケットを探している人には、これらの運賃タイプがおすすめ。

航空券の種類別の取消手数料

割引率が高いため旅行用途で人気のJAL航空券と言えば「ウルトラ先得・スーパー先得・先得割引タイプA・B」です。この先得シリーズは予約時期が早いウルトラが最も安く、予約時期が搭乗日により近いタイプBが最も割引率が低い設定になっています。

いづれにせよ先得シリーズは他の運賃に比べて割引率が高いのが特徴。そのため、キャンセル時には高いキャンセル料が必要で、支払いを済ませてしまうと「運賃の50%相当」の取消手数料が必要となります。

一方、直前割引の「特便シリーズ」は搭乗直前まで予約出来る運賃で、割引率は先得に比べると低いため、キャンセル料も500~2,000円程度と低めに設定されています。

運賃別取消手数料表(出発前)

ウルトラ先得/スーパー先得/先得割引タイプA/先得割引タイプB/おともdeマイル割引 乗継割引7 特便割引21/特便割引7/特便割引3/特便割引1 大人普通運賃/小児普通運賃/往復割引/身体障がい者割引/JALビジネスきっぷ/eビジネス6/株主割引/介護帰省割引/特別乗継割引/離島割引/特別往復割引
A路線 運賃の50%相当 1,000円 500円 0円
B路線 2,000円 1,000円
C路線 3,000円 1,500円
D路線 4,000円 2,000円

※A路線は大人普通運賃19,600円未満の路線と沖縄-宮古・石垣線、B路線は大人普通運賃19,600円以上31,000円未満の路線と東京-山形線、C路線は大人普通運賃が31,000円以上44,300円未満の路線、D路線は大人普通運賃が44,300円以上の路線。

出発時刻後は全ての運賃でキャンセル料(取消手数料)が発生する

JALで予約したチケットをキャンセルする際、一番注意しておきたいのが「出発後のキャンセル」です。航空券を出発時刻を過ぎてからキャンセルすると、全ての運賃で取消手数料が発生します。通常取消手数料がかからない「大人普通運賃」や「小児普通運賃」も取消手数料がかかります。

また、出発後のキャンセルは出発前のキャンセルに比べて取消手数料がかなり高くなります。JALの人気チケット「先得」は出発後のキャンセルでは「運賃の90%相当」が取消手数料となります。

運賃別取消手数料表(出発後)

ウルトラ先得/スーパー先得/先得割引タイプA/先得割引タイプB おともdeマイル割引 乗継割引7/特便割引21/特便割引7/特便割引3/特便割引1/大人普通運賃/往復割引/身体障がい者割引/JALビジネスきっぷ/eビジネス6/株主割引/介護帰省割引/特別乗継割引/離島割引/特別往復割引 小児普通運賃/小児株主割引/小児特別乗継割引/小児特別往復割引
A路線 運賃の90%相当 運賃の50%相当 2,000円 1,000円
B路線 4,000円 2,000円
C路線 6,000円 3,000円
D路線 8,000円 4,000円

※上記はエコノミークラス搭乗時の取消手数料。クラスJ搭乗時は+500円、ファーストクラス搭乗時は+4,000円となります。

キャンセル料を安く抑えるコツは「支払い前」と「出発時刻前」でのキャンセル!

早割運賃「先得」のキャンセル料
予約~購入前 購入後~出発前 出発後
0円 50%相当額 90%相当額

JALの航空券をキャンセルする場合はキャンセルするタイミングが重要です。キャンセルするタイミングによってキャンセル料が大きく変わってくるので、キャンセル料が大きく跳ね上がる前にキャンセル手続き(払い戻し手続き)をしておきましょう。

JALのチケットのキャンセル料が大きく跳ね上がるタイミングは「チケット購入後」と「出発後」の2つのタイミングです。チケット購入後は「取消手数料0円→運賃の50%相当額」へ、出発後は「運賃の50%相当額→90%相当額」へ大きく跳ね上がります。そのため、“チケット購入前”か“出発前”のタイミングでキャンセルしておくことが重要です。

キャンセルは必ずこの日までに!払い戻しが出来る期日

航空券の有効期間+10日間以内

JAL航空券を払い戻す場合は、必ず「航空券の払戻有効期間」に手続きを行う必要があります。この期間を過ぎてからだと払い戻しは出来ないので、チケット代全額が無駄になってしまいます。

基本的に予約済みのチケットは、予約便(予約日)が航空券の有効期間となるため、その翌日を含め10日間以内が払い戻し可能な期間です。例えば2019年5月1日予約済みの先得チケットを持っている場合、払い戻し可能期間は「2019年5月11日まで」です。

一方、搭乗区間のみ指定し搭乗便を予約していない「オープン券」は航空券発行日の翌日から起算して1年間が航空券の有効期間となるため、例えば2019年5月1日発行のチケットを持っている場合、払い戻し可能期間は「2020年5月11日まで」です。

通常の予約済みチケットを払い戻す場合は出来るだけ早めに払い戻し手続きをすることが大切です。

JAL航空券をキャンセルする方法

JAL航空券を払い戻す方法は主に「JALウェブサイト」、「JAL国内線予約センター(電話)」、「JALグループ空港カウンター」の3つです。

JALウェブサイト

一番手っ取り早いのがJALウェブサイトの「予約変更・追加・取消」でキャンセル(払い戻し)手続きを進める方法です。

JALホームページで予約した場合はもちろんJAL国内線予約センターへ掛けて電話予約した場合もJAL空港カウンターで予約した場合もJALウェブサイトから取消可能です。

ただし、JAL空港カウンターで現金で支払った場合はウェブサイトでの取消は出来ません。その際は予約センター又は空港カウンターで取消を行う必要があります。

JAL予約センター

電話でキャンセルすることも可能です。その際は「JAL予約センター(コールセンター)」へ電話を入れることでチケットの取消が可能です。

また、電話でのキャンセル手続きはウェブサイトで予約した場合も電話予約した場合も空港カウンターで予約した場合も可能です。空港カウンターで現金払いした場合でも予約センターであれば取消可能です。

JAL空港カウンター

当日払い戻しするならJAL空港カウンターで払い戻し手続きをするのも有りです。JAL空港カウンターでは、全ての予約に対して対応しているので、ネット予約した場合も電話予約した場合も空港カウンターで予約した場合もカウンターでキャンセル手続きが出来ます。

また、チケット購入時にコンビニ払いやインターネット振込、ATM振込、空港カウンターでの現金払いで支払を済ませた場合は、当日空港カウンターで現金で返金を受け取ることが出来ます。

返金方法は基本的にクレジットカード払いならカード口座への払い戻し、コンビニ払い、ATM払い、インターネットバンキング振込なら指定口座への振り込みとなります。ただし、空港カウンターで払い戻しをした場合はクレジットカード払いを除き、現金で払い戻しを受け取ることが出来ます。

最後に

JALの航空券はANAと違って「〇日前、△日前、□日前」とキャンセル料が搭乗日何日前で大きく変動することはありません。基本的にJALでキャンセル料が大きく変動するのは、「チケット購入後」と「出発後」の二つのタイミングのみです。そのため、JALでは出来るなら「チケット購入前」か「出発前」にキャンセルを済ませておくことが大切です。

また、これからJALのチケットを予約しようと思っている人は、安い先得や特便割引チケットだけではなく、出発前まで取消手数料(キャンセル料)がかからないチケット、または取消手数料が安いチケットも検討してみると良いでしょう。