飛行機へコンタクトレンズは持ち込める?洗浄液・保存液は?

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日頃からコンタクトレンズを使用している人にとって、旅行先で欠かせないのがコンタクトレンズや洗浄液・保存液。普段からワンデータイプを使っている人は旅行にも使い捨てコンタクトレンズを持っていきたい。また、2Weekや1Monthといったコンタクトを使っている人は旅先での洗浄や保存に洗浄液・保存液が欠かせない。国内では現地調達できるものの、海外ではなかなか同じものを調達するのは難しい。そのため、旅行先に持っていくのが一般的。

そこで気になるのが、飛行機へのコンタクトレンズ、洗浄液・保存液の持ち込みについて。預け入れは問題ないですが、機内持込は液体物の対象となるので、コンタクトや洗浄液は持ち込めるのか、またはどれぐらいの量なら持ち込めるのか気になっている人も多いはず。この記事では、コンタクトと洗浄液・保存液の機内持込について詳しく紹介しています。

飛行機へのコンタクト用品の持ち込み

コンタクトレンズ

国内線 国際線

旅行先で人気のワンデータイプの使い捨てコンタクトレンズから2weekタイプ、長期で使えるハード・ソフトタイプのコンタクトレンズまで、全てのコンタクトレンズが国内線、国際線問わず機内へ持ち込むことが出来ます。もちろん、スーツケースの中に入れて預け入れることも可能。

通常、使い捨てコンタクトレンズは保存液(液体)を含むため、液体物と扱われます。機内へ持ち込める液体物は国内線で「1容器500ml(g)以下」、国際線で「1容器100ml(g)以下」と決まっています。また、国際線では「縦20cmx横20cm以下のジッパー付き透明プラスチック袋」に全て液体物をまとめて入れるというルールがあります。

しかし、コンタクトレンズは“医薬品”のため、「液体物の例外扱い」として、1容器あたりの制限や指定袋に入れるといったルールは適用されません。眼科で処方してもらったものはもちろん、薬局やネット通販で買ったものも同様に他の液体物とは違って制限を受けることなく持ち込むことが可能です。

カラーコンタクト(カラコン)も他のコンタクトレンズ同様に持ち込むことが可能。

洗浄液・保存液

国内線 国際線

コンタクトレンズ同様、コンタクトの洗浄液・保存液も“医薬品”として「液体物の例外扱い」となります。国内線の「1容器500ml以下」、国際線の「1容器100ml以下」という条件は無視して、機内へ持ち込むことが可能です。

コンタクトレンズ、洗浄液・保存液を“医薬品”として持ち込む場合は申出が必要

コンタクトレンズ、洗浄液・保存液は“医薬品”として扱う場合は、他の液体物と違って、液体物の量的制限(国内線は1容器500ml以下、国際線は1容器100ml以下)を無視して、機内へ自由に持ち込むことが可能です。国際線を利用する際も、「総量1リットル以下のジップロック」に入れる必要もなく、機内手荷物へ購入した箱(容器)のまま入れておくことが出来ます。

ただし、医療品を機内へ持ち込む際は、原則として保安検査場で検査員に「医薬品として機内へ持ち込む」ことを申し出る必要があります。申出が無い場合は医薬品ではなく他の液体物と同じ液体物と見なされ、持込み可能範囲を超えているものは没収の対象となる可能性があります。

実際は、多くの人がコンタクトレンズや洗浄液を持ち込んでいるため、検査員へ申し出なくとも問題なく保安検査を通過出来る場合が多いです。ただし、購入時の箱や容器から他の容器へと移し替えている場合は、一目でコンタクト用品(医薬品)かどうか分からないので、どんなものを持ち込んでいるのか確認される場合もあります。

参照元:液体物の例外扱いされるもの|国土交通省

医薬品としてコンタクトレンズ、洗浄液・保存液を持ち込む場合、原則として“機内で使用する量”に限られます。ただし、実際のところは旅行中に使用する分であれば問題なく持ち込めるケースがほとんどです。

海外の空港では他の液体物と一緒に“ジッパー付き透明袋”に入れておくと安心

日本を出発する際は機内への持ち込み手荷物にコンタクトレンズや洗浄液が入っていても問題になることはありませんが、海外の空港では「液体物の持ち込み制限を超えている」として止められる可能性があります。通常の液体物の持ち込みルール通り、1容器100ml以下でジッパー付き透明袋に収めている場合は問題なく通過出来ますが、“医薬品”として他の液体物とは別にしている場合や、1容器100mlを超えている場合は保安検査で引っ掛かる可能性があります。

その国でも売られているような商品であれば問題無いでしょうが、その国で売られていないものだと、すぐにコンタクトレンズ(又は洗浄液)かどうかわかりません。そのため、箱や容器を開けて中身を確認される可能性があります。海外の空港では、保安検査場をスムーズに通過出来るよう、コンタクトレンズと洗浄液は“医薬品”としてではなく、他の液体物同様に指定のルールを守り「1容器100ml以下で、ジッパー付き透明袋」に入れて持ち込むのがオススメです。

最後に

コンタクトレンズや洗浄液・保存液は問題なく機内へ持ち込むことが出来ます。もちろん、スーツケースに入れて預けることも可能です。旅行中に使用する範囲内の量であれば、国内線・国際線ともに問題なく機内へ持ち込めます。ただし、常識の範囲を超えるような大量の使い捨てコンタクトレンズや洗浄液・保存液を持ち込んでいる場合は保安検査場で「これだけの量を持ち込むための証拠」として処方箋の写しや診断書の提示を求められる場合があります。

また、海外で使わなかった残りを日本へ持ち帰る際、その国や空港、保安検査員によってはコンタクトレンズや洗浄液が国際線の機内持込制限を超えているとして止められる場合もあります。そういったことを避けるためにも、海外の空港では「総量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋」に入れておくのが安心です。