飛行機へのカミソリの持ち込みは可能?T字やI字、電動シェーバーは?

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男性にとって旅先や出張先に欠かせない生活必需品と言えば、カミソリ。アメリカやヨーロッパへと出発する長距離フライトや、早朝出発の便だと機内や空港で髭を剃ることも多い。特に現地到着後すぐにクライアントに会うなら身だしなみをしっかりするためにもT字カミソリや電動シェーバーを機内に持ち込む手荷物に入れておきたいところ。また、女性の場合も旅先でも綺麗な自分でいたい。旅先に眉剃り用や顔そり用、体用のカミソリを持参する人も多いはず。

そこで気になるのが飛行機機内へのカミソリの持ち込みの可否。カミソリは種類によっては刃物として取り扱われるので、保安検査場での持ち物検査で大事なカミソリが没収されてしまうこともあります。そういったことを避けるためにも、飛行機に乗る前に、どんな種類のカミソリが持ち込み可能で、どんな種類が持ち込み出来ないのか確認しておきましょう。

カミソリの種類別の持ち込み可否

カミソリは、男性用髭剃りのT字型、女性用体剃りのT字型、女性の眉・顔そり用のI字型、床屋や理髪店で使われているナイフのような見た目の1枚刃、電動シェーバーと種類があります。それぞれの種類によって機内への持ち込み制限に違いがあるので、事前に確認しておくことが大切です。

T字カミソリ:〇

一般的なT字カミソリは機内へ持ち込み可能です。T字は男性の髭剃り用カミソリの定番。種類は、ホテルのアメニティ品として備え付けられている2枚刃、ドラッグストアやコンビニで良く売れている3枚刃、肌に優しい4枚刃、5枚刃といったものがあります。メーカーではShick(シック)のハイドロシリーズ、Gillette(ジレット)のフュージョンシリーズが人気。これらの一般的な髭剃り用T字カミソリであれば持ち込み可能です。

また、シックやジレットから女性用の産毛処理に販売されているT字カミソリも持ち込み可能。これらのT字カミソリで持ち込みを拒否されるケースは、刃の長さが4cmを超える特殊なもののみ。一般的に販売されている男性用髭剃り、女性用産毛処理では、刃の長さが4cmを超えるものはないので安心して大丈夫です。

I字カミソリ:△

T字カミソリと違って、I字カミソリは種類によっては持ち込み不可のものがあるので要注意。フェザーが販売している「眉用」やシックが販売している「顔そり用」といった刃の長さが4cm未満のものは持込可能です。

一方、貝印が販売している「ビューティーM」のように刃が長いI字カミソリは、他の刃物類同様に危険物として取り扱われるので、機内への持ち込みは不可です。

1枚刃カミソリ:×

床屋や美容院での顔そり、髭剃りに使われているような1枚刃カミソリは刃の長さが4cmを超えるので、機内への持ち込みは不可。1枚刃は切れ味が良く、髭剃り用として髭の濃い男性に人気ですが、航空会社での扱いはハサミやカッターといった刃物類と同じ危険物。

電動シェーバー:〇

電動シェーバーは問題なく機内へ持ち込むことが可能です。電動シェーバーはパナソニックやブラウンの往復式、フィリップスの回転式といった種類がありますが、どちらも持ち込み可能です。

預け入れは全てのカミソリでOK

機内への持ち込みの場合はカミソリの種類によって持ち込めない場合がありますが、スーツケースに入れて預ける分には、どのカミソリも問題なく預けることが出来ます。機内への持ち込みが制限されているのは、機内での安全性を確保するため。髭剃りや顔そり用に使うカミソリも種類によっては立派な凶器となるため、機内への持ち込みは一部持ち込み不可となっています。

一方、貨物室にしまっておく預け荷物は、機内で取り出すことが出来ないため、機内での安全が確保されているということで、全てのカミソリが預け入れOKとなっています。カミソリの種類によっては、持ち込み出来るかできないか微妙なものもあると思います。そういった場合は預け入れ荷物に入れておくのがおすすめです。

シェービング剤の機内持ち込みは制限有り

髭剃りに欠かせないシェービング剤。シェービング剤は、硬い髭を柔らかくして剃りやすくする、滑りをなめらかにして髭剃り負けから肌を守る役割があります。シェービング剤には、ジェルタイプのものとフォームタイプのものがありますが、どちらも機内へ持ち込む場合は液体物等の制限を受けます。制限は国内線と国際線で変わってくるので要確認です。

国内線

国内線を利用する場合、シェービング剤を持ち込む場合の制限は他の化粧品同様、「1容器0.5gまたは0.5リットル以下、1人あたり2kgまたは2リットルまで」。シックのシェービングフォーム(200g)、シェービングジェル(240g)、ギャツビーのプレシェーブジェル(140ml)といった一般的なシェービング剤であれば制限に引っ掛かることなく持ち込み可能です。また、容器も違う容器に移し替える必要もありません。

国際線

国際線を利用する場合は国内線に比べて、より厳しいルールが適用されるので注意が必要。国際線は機内へ持ち込む場合のルールは、「1容器100ml以下、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に全ての容器をまとめて入れること」。

通常サイズのシェービングフォームやシェービングジェルは入らないので、100ml以下の容器を用意して中身を移し替えるか、100ml以下のトラベルサイズを購入する必要があります。

まとめ

  • T字型、電動シェーバーは問題なく持ち込める
  • I字型も眉剃り用のコンパクトなものなら問題なし
  • シェービング剤を持ち込む場合は液体物と同じ制限がある

機内や空港内で髭を剃りたい場合や眉毛を整えたい場合などには、機内に持っていく手荷物にカミソリを入れて持ち込みたい。カミソリはいろいろと種類があり、種類ごとに制限が異なるが、一般的なT字や電動シェーバーなら国内線、国際線問わず、問題なく機内へ持ち込むことが可能です。一方、刃の長さが4cmを超えるような特殊なカミソリの場合は持ち込み不可となるので、預け入れ荷物に入れておきましょう。

また、気を付けたいのがシェービング剤。髭剃りに欠かせないシェービング剤はジェル、フォームタイプに関わらず液体物の制限を受ける。そのため、国内線、国際線ともに指定の持ち込み方で持ち込む必要があります。特に気を付けたいのが国際線。国際線は1容器100ml以下となっているので、持ち込む場合は100ml以下のコンパクトな容器に移し替えして持ち込みましょう。