飛行機へドライヤーは持込み可能?海外旅行に持参するときの注意点

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日本では当たり前のように部屋に置いてあるドライヤーも、海外のホテルによっては置いてない場合もあります。また、備え付けのドライヤーではなく、普段から家で使っているお気に入りのドライヤーを持っていきたいという人も多いはず。そこで、気になるのが、飛行機へドライヤーを持ち込むことが出来るかどうか。

基本的にドライヤーは預け入れも、機内持ち込みも問題ありません。ただし、ドライヤー種類によっては、預け入れも機内持ち込みも出来ないものがあります。また、海外旅行で持っていったドライヤーを使う場合はちょっとした工夫が必要です。この記事では、飛行機へのドライヤーの持ち込み条件と、海外で日本から持ち込んだドライヤーを使う際の注意点について紹介しています。

種類別!飛行機へのドライヤーの持ち込み条件

ドライヤーは大きく分けて、コンセントに差し込んで使うコード式、乾電池を使用する乾電池式、充電して使える充電式の三つ。それぞれによって預け入れや機内持ち込むが可能かどうか、機内へ持ち込むための条件などに違いがあります。

コード式

預け入れ 機内持込

一般的なコード式のドライヤーは、スーツケースの中に入れて預けることはもちろん、機内へ持ち込むことも可能です。機内へ持ち込む場合も特に大きさや個数に制限はないので、自由に持ち込むことが出来ます。

乾電池式

預け入れ 機内持込

乾電池で使用するドライヤーも預け入れはもちろん、機内持込も大丈夫。

充電式

預け入れ 機内持込
× ×

ドライヤーで注意しておきたいのが、充電式のコードレスタイプ。現在販売されているドライヤーで充電式のものはほとんどありませんが、充電式は預け入れも機内持込も原則禁止です。

また、使用しているリチウムイオン電池をドライヤー本体から取り出すことが出来るものに限り預け入れ、機内持込が可能です。その際は、取り外したリチウムイオン電池は、機内へ持ち込む必要があります。

日本のドライヤーは海外で使える?

日本のドライヤーは、海外に持っていってそのまま使うことは出来ません。その理由は、日本のコンセントと海外のコンセントに流れている「電圧」が違うためです。

日本のコンセントに流れている電圧は世界で一番低い“100V”。一方、海外旅行先で人気の韓国や台湾、アメリカ、フランス、オーストラリアといった海外はどこも“110V以上”。

日本で売れているドライヤーは日本の電圧に合わせて作られているので、海外に持っていってそのまま高い電圧が流れているコンセントに差し込み使用すると、ドライヤーが故障したり、最悪の場合発火を招く可能性があります。

アメリカ カナダ オーストラリア
110V 110V 240V
フランス イタリア イギリス
220V 220V 240V
韓国 台湾 中国
220V 220V 220V

日本のドライヤーを海外で使うための方法

その1、変圧器を使う

日本から持っていくドライヤーを海外でも使う方法の一つは、「変圧器」を使うこと。変圧器をコンセント口に取り付けることで、海外の電圧を日本の100Vの変圧に変換してくれます。そのため、100V用に作られている日本のドライヤーのコードをコンセントに差し込んでも日本と同じように使うことが出来ます。

ただし、ドライヤーは他の家電製品に比べて消費電力が高い(600~1200W程度)ため、安い変圧器を利用するとワット数が制限されて十分な風量を得ることが出来ないことも多いです。日本で使っているとと同様の風量を得ようとすると、高い変圧器を用意しなければいけないことも。

その2、海外対応ドライヤーを使う

海外にドライヤーを持っていくなら、変圧器を買うよりも海外対応のドライヤーを買うのがオススメ。変圧器は安いものであれば1,000円前後で買えますが、消費電力が高いドライヤー対応の変圧器になると5,000円前後します。また、高い変圧器を買っても、海外で実際に使ってみたら風量が弱かったり、ドライヤー本体が熱くなってしまったりすることもあります。

それなら、最初から海外対応のドライヤーを買っておくのがオススメです。通常、日本で売られているドライヤーは「AC100V」と記載されたものがほとんど。これは日本の100Vのコンセント専用を意味します。一方、「AC100-240V」と記載されたものは、日本だけではなく海外でも使用できます。

変換プラグも忘れずに持っていこう!

海外旅行に日本から持っていったドライヤーを使う際にもう一つ注意しておきたいのが、「コンセントの穴の形状」の違い。世界のコンセントの形状は、A、B、B3、BF、C、O、O2、SEと様々な種類があり、日本は四角い金属を2本差し込む形状のAタイプ。

Aタイプは日本以外に台湾、ベトナム、インド、カンボジア、アメリカ、グアム、カナダといった国がありますが、韓国や香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパの国々は日本とは違ったコンセント形状になっているので、そのままでは差し込むことが出来ません。

そのため、日本とコンセント形状が異なる国や地域へ行く場合は、海外の形状を日本の形状に変換する「変換プラグ」が必要です。

最後に

通常のコード式(コンセントタイプ)のドライヤーは国内旅行も海外旅行へも持っていくことが出来ます。預け入れはもちろん、機内へ持ち込むことも可能です。ただし、充電式ドライヤーはリチウムイオン電池を取り外せない限りは機内へ持ち込むことも預け入れることも出来ません。海外旅行へ持っていくドライヤーは一般的なコード式にしましょう。

また、日本のドライヤーはそのままでは電圧の関係で海外では使えないので、変圧器を用意するか、または海外対応のドライヤーを用意する必要があります。さらに、コンセントの形状が日本と異なる国へ行く場合は変換プラグも持っていく必要があります。