飛行機でWiFiを利用する方法と各社の機内WiFi料金比較

本記事はプロモーションを含む場合があります。

飛行機でもウェブページを見たり、LINEでメッセージを送ったり、SNS(Facebook、Twitter、Instagram等)で投稿したりタイムラインをチェックしたりとネットを利用したい。そんなときに欠かせないのが機内WiFi。飛行中はスマホは機内モードに設定していないといけないのでネット利用出来ませんが、機内WiFiを利用すれば上空でもネットが使えます。

この記事では機内WiFiを利用する方法と機内WiFiで出来ること、各社の機内WiFiの料金比較等を紹介しています。是非参考にしてみてください。

機内WiFiとは

「機内WiFi」とは、WiFi環境が整った自宅やカフェ等でWiFiを利用してインターネット接続出来るように、飛行機でスマホやタブレット、ノートPCのWiFi機能を使ってネット接続できるというものです。通常、3G回線や4G回線(LTE)を利用するスマホやタブレット等の電子機器は安全上の理由で「上空」での使用は禁止されています。機内では電源をオフにするか、機内モードに設定しておく必要があります。しかし、機内WiFiは機内モードに設定したまま利用出来るので、上空でも地上同様にインターネットを利用することが可能です。

国内の航空会社では2012年7月に日本航空(JAL)が初めて国際線で機内WiFiサービスを提供。それに続くように2014年3月に全日空(ANA)が国際線で機内WiFiを導入。2014年7月にはJALが初めて国内線での機内WiFiを導入し、2016年1月にANAも国内線で機内WiFiを導入。現在、多くの航空会社が機内WiFiサービスを提供しているので、飛行機を利用する際も新幹線を利用する際同様にインターネットを楽しむことが出来ます。

機内WiFiで出来ること

  • インターネット(ウェブ閲覧)
  • LINE(トーク)
  • Twitter(ツイート/タイムライン閲覧/いいね)
  • Facebook(投稿/タイムライン閲覧/いいね)
  • Instagram(投稿/タイムライン閲覧/いいね)
  • YouTube(動画閲覧)
  • メール(送受信)

機内WiFiを利用すれば、地上で行っている大抵のことが出来るようになります。機内WiFiが誕生する前は、機内でウェブページを閲覧したり、メールを送ったり、動画を見たりすることは出来ませんでしたが、機内WiFiサービスが始まったことによって、地上同様にネット利用が可能です。

GoogleやYahoo!で検索したり、LINEでメッセージやスタンプ、写真、動画を送ったり、ツイッターでツイートしたり、フェイスブックでタイムラインをチェックしたり、インスタグラムに写真をアップしたり、ユーチューブで動画を見たり、メールを送受信したりすることが可能です。

ただし、LINE・Skype通話は使用出来ません。また、各航空会社とも動画のストリーミング(ユーチューブの動画閲覧)は推奨していないことが多く、実際に使用しても読み込みに時間がかかったり、途中で利用制限を超えてしまったりとストレスを感じることが多いので、ユーチューブで動画を見るのは難しいです。

飛行機で機内WiFiを使用する方法

1.搭乗前に航空会社の公式アプリをダウンロード

各航空会社の機内WiFiを利用するためには、搭乗前に航空会社の公式アプリをダウンロードしておきます。機内WiFiサービスを利用するにあたって、公式アプリの事前ダウンロードが必須となっていることも多いので、搭乗前に空港でアプリをダウンロードしておきましょう。

2.搭乗後に機内モードをオンにする

搭乗後に最初にすることは「機内モード」を“オン”にすること。機内では「ドア閉鎖~着陸の滑走終了」の間はスマホの電源を切るか機内モードに設定しておく必要があります。機内WiFiは機内モードに設定した状態で利用出来るので、まずは機内モードをオンにしましょう。

3.WiFiをオンにして各航空会社のネットワークに接続する

機内モードをオンにしたら、次は「WiFi」を“オン”にします。WiFiモードを利用することで、機内WiFiに接続出来る状態になります。WiFiを設定したら、各航空会社のネットワークに接続します。ANAの場合は「ANA Wi-Fi Service」、JALの場合は「gogoinflight」がネットワーク一覧に表示されるので、それを選択して接続します。

4.国際線の場合はプランを申し込む

ANA、JALの国内線は機内WiFi無料なので、ネットワークを選べばアカウント登録を済ませネット接続出来るようになります。

一方、国際線は各社有料になっているので、利用するプランを選択します。1時間や3時間といった利用時間で料金が決まっているプランや15MBや50MBといった利用する通信容量で料金が決まっているプラン等があります。利用時間が長いほど、利用する通信容量が大きいほど料金が高くなるように設定されているので、自分に合ったプランを選択します。料金の支払いは基本的にクレジットカード決済のみ。

5.インターネットを楽しむ

プランを選択したら、あとはインターネットを楽しむのみ。ウェブページを閲覧したり、メールを送ったり、動画を見たりして上空でのネット利用を楽しみましょう。

国内線の機内WiFiを比較

国内線の機内Wi-Fi
ANA JAL スカイマーク
無料 無料 ×
エアドゥ スターフライヤー ソラシドエア
× × ×
FDA ピーチ ジェットスター
× × ×
バニラエア 春秋航空日本
× ×

国内線就航の航空会社で、機内WiFiを導入しているのはANAとJALのみ。現在全ての機材で機内WiFiサービスを提供している訳ではなく、ANAの場合は「A321(321)/B787-9(789)/B787-(78P)/B777-300(773)」と「B700-200(772)/B767-300(76P)/B737-800(738/73H)の一部機材」。JALの場合も「JAL運航およびJTA運航の一部機材」となっています。また、搭乗する便が機内WiFiサービスを提供している機材かどうかは予約画面で確認できます。

ANA

ANAは2016年1月に国内線の機内WiFiサービスを提供開始。以前はインターネット接続は有料でしたが、2018年4月から完全無料化。ANA公式アプリ「ANA」を利用することで、インターネット接続とともにリアルタイムでニュースやスポーツを視聴できる「ANA SKY LIVE TV」や、人気ドラマ・バラエティ・アニメなどの約100コンテンツを楽しむことが出来ます。

JAL

JALは国内で初めて機内WiFiを導入した会社。国内線では2014年7月に提供を開始。2017年6月には世界の航空会社でも珍しい、機内WiFiの完全無料化を発表したことで話題となりました。インターネット閲覧以外にリアルタイムでスポーツ中継やニュース番組を視聴できる「ライブTV」や多彩な70チャンネルのビデオプログラムを楽しむことが出来ます。JALの機内WiFiサービスはANAより2年早く導入しているので、ANAよりも通信速度が比較的早く安定していると評判です。

国際線の機内WiFiを比較

航空会社 料金
ANA 日本 $4.95(15MB/30分)
$8.95(30MB/1時間)
$19.95(100MB/フルフライト)
JAL 日本 $10.15(1時間)
$14.40(3時間)
$18.80(24時間)
チャイナエアライン 台湾 350台湾ドル(1時間)
500台湾ドル(3時間)
650台湾ドル(24時間)
エバー航空 台湾 $3.25(15MB)
$11.95(1時間)
$16.95(3時間)
$21.95(24時間)
キャセイパシフィック航空 香港 $9.95(1時間)
$8.99(20MB)
$12.99(30MB)
$34.99(100MB)
タイ国際航空 タイ $4.99(10MB)
$8.99(20MB)
$12.99(30MB)
$34.99(100MB)
フィリピン航空 フィリピン 無料(15MB/30分)
$10(35MB/1時間)
$40(150MB/フルフライト)
シンガポール航空 シンガポール $6.99(15MB)
$12.99(30MB)
$19.99(50MB)
スクート シンガポール $5.99(20MB)
$16.99(80MB)
$32.99(200MB)
ガルーダ・インドネシア航空 インドネシア $5(15MB/30分)
$11.95(30MB/1時間)
$16.95(50MB/3時間)
$21.95(100MB/24時間)
スリランカ航空 スリランカ $5(3MB)
$10(5MB)
$15(10MB)
$25(40MB)
エミレーツ航空 アラブ $9.99(150MB)
$15.99(500MB)
カタール航空 カタール 無料(10MB/30分)
$5(30MB)
$10(100MB)
ユナイテッド航空 アメリカ $4.99(1時間)
$8.99(2時間)
$21.99(フルフライト)
デルタ航空 アメリカ $6.95(1時間)
$18.95(3時間)
$21.95(フルフライト)
エールフランス フランス 無料(20MB)
10ユーロ(50MB)
30ユーロ(200MB)
アエロフロート ロシア $5(10MB/15分)
$15(30MB/1時間)
$40(100MB/3時間)
$50(150MB/フルフライト)

国際線の機内WiFiは国内の航空会社も海外の航空会社も有料。また、国内線の場合はフライト中は通信制限無く自由に使用することが出来ますが、国際線の場合は使用時間に制限があったり、容量制限があったりするのが基本です。そもそも使用する前のプラン選びで、使用する時間や容量を選択するので、決まった時間、容量分しか使用することは出来ません。また、使用する時間が30分まででも容量の上限が15MBと設定されている場合は使用時間が30分未満でも上限に達した時点で利用出来なくなります。

また、各社とも利用上限はかなり少なく設定されているので、ユーチューブで動画を閲覧したり、画像の多いウェブページを閲覧したり、ツイッターやインスタグラムでタイムラインを閲覧していると、すぐに容量の上限に達してしまいます。基本的に国際線で機内WiFiを利用する場合は、テキストベースのウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりする程度に留めるのがオススメです。動画を見たい場合はユーチューブではなく、各航空会社で無料で提供されているビデオプラグラムで映画やドラマ、バラエティ等を閲覧するのがオススメです。

最後に

飛行機で機内WiFiを利用すれば地上と同じようにネットを利用出来るので、機内WiFiは利用したい。特に国内線の場合は無料で制限無く利用出来るので、どんどん活用していきましょう。基本的にANAやJALのアプリが必要になってくるので、搭乗前にアプリをダウンロードしておくのがオススメです。

一方、国際線は各航空会社とも有料となっているので、事前に料金を確認しておきましょう。また、全ての航空会社が機内WiFiを導入しているわけではないので、利用する航空会社が機内WiFiサービスを提供しているかどうかも確認しておくと良いでしょう。