ピーチで手荷物を一番お得に預ける方法！受託手荷物の大きさ・重さ・個数の上限は？

関空を拠点とするピーチ航空は、チケットが安いことで人気。チケットが安い一方で、一般航空会社では当たり前に無料で預けられる手荷物も、ピーチでは1個から有料。また、選ぶチケットによってはピーチでも最初から受託手荷物が運賃に含まれているものもあります。

ピーチでは、手荷物を預けるための方法、受託手荷物を追加する方法、受託手荷物の追加時期によってトータルで支払う金額が大きく変わってきます。この時期では、ピーチを利用する人が少しでも安く、損をしないで手荷物を預け得られるよう、受託手荷物を安く抑えるためのポイントをまとめて紹介しています。

また、手荷物を預ける際に気になる、ピーチの規定サイズ、重量、個数についても紹介していますので、是非参考にしてみてください。

ピーチは基本的に手荷物の預け入れは有料

ピーチ航空を初めて利用する人は、「受託手荷物が有料である」ことに注意しておきましょう。国内の航空会社ではANA、JAL、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥ、スターフライヤー、FDAといった多くの航空会社が国内線のフライトでは「20kgまで無料」となっています。ANA、JALは国際線では「23kgまで無料」です。

一方、ピーチは預け荷物の重量に関係なく、1個から有料です。もちろん、ピーチだけではなく、その他のジェットスター、バニラエア、春秋航空日本といったLCCは全て受託手荷物は1個から有料。そのため、今回のピーチが初めてのLCC利用という人は、この点に注意しておきましょう。

ピーチで手荷物を預ける方法は2通り

ピーチを利用する際に手荷物を預ける方法は2通りあります。ピーチで一番安い基本となる運賃「シンプルピーチ」に受託手荷物をオプションとして追加する方法と、元々受託手荷物が含まれている上位運賃の「バリューピーチ」か「プライムピーチ」を選ぶという方法です。

１．シンプルピーチに受託手荷物を追加する

ピーチを代表するチケットが「シンプルピーチ」。

ピーチはとにかくチケット代が安いので、ピーチを利用する多くの人がシンプルピーチのチケットを購入しています。このシンプルピーチでは、手荷物を預けることは出来ませんが、受託手荷物をオプションとして追加して出発当日に空港カウンターで預けることが出来ます。

機内持ち込み可能な「7kg」に荷物が収まらないという場合、シンプルピーチに受託手荷物のオプションを付けるというのが定番です。

２．受託手荷物込みのバリューピーチ、プライムピーチを予約する

ピーチは原則受託手荷物は有料ですが、上位運賃の「バリューピーチ」と「プライムピーチ」ではもともと運賃に受託手荷物料金が含まれているので、シンプルピーチのようにわざわざオプションを付けなくても手荷物を預けることが出来ます。

シンプルピーチに受託手荷物をネットで追加するのが一番安い！

ピーチで一番安く手荷物を預けるなら、シンプルピーチに受託手荷物オプションを追加するという方法がおすすめ。バリューピーチ、プライムピーチは受託手荷物が含まれるだけではなく、座席指定が出来る、当日まで手数料無しで予約変更出来る、払い戻しが出来るといった特典があるため、シンプルピーチに受託手荷物料金を加えた金額よりも高く設定されています。

また、チケットの予約方法はインターネットで予約する方法、電話（コンタクトセンター）で予約する方法、空港カウンターで予約する方法がありますが、断然安いのが「インターネット予約」です。コンタクトセンター、空港カウンターでは手数料が高く設定されており、受託手荷物追加料金もインターネット予約に比べて「1,080円」高いです。

一旦予約した後もネットで受託手荷物を追加することは出来ますが、出発予定時刻1時間前になると空港カウンターでの受付のみとなります。受託手荷物が必要になったら、早めにネットで追加しておきましょう。

受託手荷物追加料金（1個あたり）

座席指定、予約変更、払い戻しも求めるならバリューピーチもオススメ

ピーチのチケットの中では、シンプルピーチに次いで2番目に安いバリューピーチも割と人気。バリューピーチは受託手荷物を預けるだけならコスパは良くありませんが、家族や友達と旅行に行くから座席を指定したい、当日まで出発便を変更するかもしれない、急遽キャンセルの可能性もあるため払い戻しが出来る方が良い、といった場合にはコスパの良いチケットです。

一方、一番高いプライムピーチは受託手荷物が2個含まれており、当日まで無料で予約変更可能、払い戻しも手数料無しで出来るといったメリットがありますが、運賃が高いのであまり人気のないチケットです。プライムピーチしか残っていないといった場合を除いて、プライムピーチのチケットを選択することはあまりないでしょう。

知っておきたい！ピーチの受託手荷物のサイズ・重量・個数制限

受託手荷物を預ける際に知っておきたいのがサイズ、重量、個数の3点。ピーチの規定ではサイズは「3辺の和が203cm以内」、重量は「20kg以内」、個数は「1個」となっています。

サイズは長期滞在用の大きいスーツケースでも規定サイズ内に収まるので問題なし。重量もANAとJALの国内線と同じ基準の20kgなので問題無し。

注意したいのが個数。他の航空会社では規定重量以内であれば、個数は制限無く預けることが出来ますが、ピーチは1個あたり受託手荷物料金がかかってくるので、一つのスーツケースでものをまとめる必要があります。もちろん、受託手荷物料金を個数分支払えば、最大5個まで預けることが可能です。

参照元：受託手荷物｜ピーチ

20kgを超えるものは重量超過料金が必要！

預けるスーツケーツ（キャリーケース）、バックパック等の手荷物が20kgを超えている場合は「重量超過料金」を支払う必要があります。受託手荷物料金を支払った上で、20kg超から32kgまでの手荷物1個あたりに重量超過料金がかかります。

また、1個あたり32kgを超える手荷物は預けることが出来ません。ピーチでは必要な個数に応じて受託手荷物料金を支払えば1人あたり最大100kgまで預けることが可能ですが、1個あたりの荷物の上限は32kgまでと決まっています。そのため、1個で32kgを超える場合は手荷物を2つに分ける必要があります。

重量超過料金（1個あたり）

受託手荷物を予約するタイミングは三つ

受託手荷物を予約する方法は、インターネットで予約する方法、コールセンターで予約する方法、空港カウンターで予約する方法があります。受託手荷物の追加料金はインターネットが一番安いですが、予約するタイミングによってインターネットでは追加することが出来ないことがあります。

予約時に追加する

シンプルピーチに受託手荷物を付ける、バリューピーチ、プライムピーチの受託手荷物の個数を追加するといった場合、チケット予約時がおすすめ。コールセンター、空港カウンターで予約する場合は「手荷物予約手数料（1,080円）」が上乗せとなります。

予約後に追加する

予約時に受託手荷物を付けていない場合でも、「出発時刻1時間前まで」ならネットで受託手荷物を追加することが出来ます。ただし、受託手荷物を1個から2個へと個数を増やしたい場合は、ネットでは変更できず、コールセンターまたは空港カウンターでお願いする必要があります。その際、当然ながら「手荷物予約手数料」が上乗せとなります。

当日空港で追加する

出発日当日空港カウンターでも追加可能です。また、帰りの便でもお土産で荷物が増えて機内持ち込み出来ない場合は受託手荷物を追加することが出来ます。ただし、出発日当日は基本的に空港カウンターでの追加となるため、「手荷物予約手数料」がかかなり受託手荷物料金は割高となります。

支払方法で現金を選択できるのは“インターネット予約”のみ！

ピーチの支払方法は、コンビニ払い、ATM払い、クレジットカード決済、ピーチポイントがありますが、現金払い（コンビニ払い、ATM払い）が出来るのは、ウェブサイト（インターネット）予約のみです。コールセンターと空港カウンターでの予約時はクレジットカードかピーチポイントどちらかの支払いしか選ぶことが出来ません。

そのため、チケット予約後に受託手荷物の個数を増やしたい、当日空港で受託手荷物を追加したいと思った時、クレジットカードを持っていない、ポーチポイントを保有していない場合は申込出来ません。現金払いを希望する人は、必ず予約時又は出発当日までに受託手荷物を追加しておきましょう。また、個数は一度決めてしまうと、ネットでは変更できないため、慎重に個数を決めましょう。

当日の受託手荷物の追加料金が高い！

ピーチは、出発当日に空港カウンターで受託手荷物を追加すると、予約時にかかる受託手荷物料金に手荷物予約手数料（1,080円）が上乗せとなるので、割高です。

特に注意したいのが帰りの便。行きは、「機内持ち込み7kg」で行くことが出来ても、帰りは旅行先で買ったお土産で荷物の重量が増えているので7kgをオーバーしてしまう可能性が高いです。空港の機内持ち込み手荷物の重量チェックで7kgオーバーが判明すると、割高な料金で手荷物を預けなければならなくなります。

そういったことを避けるためにも、行きの荷物が7kgギリギリや、旅行先でショッピングを楽しんだり、友人や家族へのお土産をたくさん買う予定がある場合は帰りの便だけでも受託手荷物を追加しておくと良いでしょう。

予約後、受託手荷物だけキャンセル出来る？

受託手荷物を追加する時に注意してほしいのが、受託手荷物はキャンセル不可ということ。受託手荷物は新たに追加したり、個数を「1個から2個へ」と増やすことは出来ますが、受託手荷物をやっぱりなくしたり、個数を「2個から1個へ」と減らすことは出来ません。例え、受託手荷物をなくしたとしても支払ったお金は払い戻されることはありません。

そのため、あまりに多めに受託手荷物を追加してしまうと、損をしてしまう可能性もあります。また、逆に少なすぎても当日に受託手荷物を追加する必要が出てくるので、受託手荷物を付けるか付けないか、個数を1個にするか2個にするか決める際は慎重に決めましょう。

最後に

ピーチ利用時に一番安く手荷物を預ける方法は、「シンプルピーチ」に「受託手荷物1個」を追加し「インターネット」で予約するという方法です。受託手荷物込みの「バリューピーチ」や「プライムピーチ」は受託手荷物以外にも様々な特典があるものの、チケット代がかなり高くなります。また、インターネットではなくコールセンター（電話）や空港カウンターでの予約では手数料が発生するため、ネット予約に比べて割高です。

また、重量が「20kg」を超えると超過料金がかかってくるので、しっかりと「20kg以内」に抑えて空港へ行きましょう。