JALの「先得」攻略ガイド!知っておきたいメリット・デメリット

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JALの航空券を安く購入するなら最大割引率86%の「先得」がオススメ。先得は人気路線の航空券を安く購入出来るので、家族旅行や出張に利用したい。ただし、お得なチケット先得にも当然ながらデメリットがあります。この記事では先得チケット購入前に知っておきたいメリット・デメリットをまとめています。

また、先得を少しでもお得に購入出来るよう、先得チケットで安く飛行機に搭乗するための様々な攻略方法を紹介しています。気になる発売日やキャンセル時のキャンセル料金についても紹介しているので、是非参考にしてみてください。

「先得」とは

JALの「先得」とは、日本航空の飛行機に安く搭乗出来るお得な割引運賃のことです。先得は、75日前まで予約出来るウルトラ先得、55日前まで予約出来るスーパー先得、45日前まで予約出来る先得割引タイプB、28日前まで予約出来る先得割引タイプAの計4プランあります。

基本的に申し込み時期が早ければ早いほど安く購入出来るのが早割の特徴。先得も「ウルトラ(最大)→スーパー→タイプB→タイプA(最小)」の順に航空券の割引率が高くなっています。

先得のメリット

先得運賃は最大86%の高い割引率

JALの早割運賃「先得」の最大のメリットは、割引率の高さ。「大人普通運賃」に対し最大86%の高い割引を受けられるのが先得チケットを購入する最大のメリット。

JALの割引運賃は「往復割引」や「小児普通運賃」、「JALビジネスきっぷ」、「特便割引」といった様々ありますが、その中で最も割引率が高いのが「先得」です。

人気路線の航空券を安く購入出来る

区間 大人普通運賃 先得
ウルトラ スーパー タイプB タイプA
東京⇔札幌 39,900円 9,400円 9,300円 12,100円 12,600円
東京⇔名古屋 22,700円 5,500円 5,800円 6,100円 6,400円
東京⇔大阪 27,600円 9,800円 10,000円 10,300円 10,800円
東京⇔福岡 43,600円 11,800円 12,300円 13,300円 14,000円
東京⇔那覇 48,100円 8,600円 8,700円 8,800円 8,900円

※2019年3月1日搭乗分、運賃は搭乗日の最安値価格(2017年11月22日調査)

先得はとにかく安いのが特徴。上記の人気の路線の航空券も安く買えます。特に割引率が一番大きい「ウルトラ先得」は、「東京⇔札幌・大阪・那覇」の人気路線のチケットを1万円以下で買うことが出来ます。移動費用をとにかく安く抑えたいなら先得がオススメです。

先得のデメリット

購入後は予約変更不可

運賃
予約変更可 予約変更不可
大人普通運賃/小児運賃/往復割引/身体障がい者割引/JALビジネスきっぷ/eビジネス6/株主割引/特別乗継割引/介護帰省割引/離島割引/特別往復割引 先得/特便割引/当日シルバー割引/スカイメイト/乗継割引/おともdeマイル割引

先得のデメリットの一つは、購入後は予約変更出来ないことです。チケットを予約後お金を支払うまでの間は予約変更出来ますが、お金を支払った後は予約変更出来ません。

通常の大人普通運賃や小児運賃、その他割引運賃である往復割引、JALビジネスきっぷといった運賃は購入後も出発日当日まで何度でも無料で予約変更可能ですが、先得は予約不可となっているので注意しておきたい。

他割引運賃に比べてキャンセル料が高い

取消手数料(購入後~出発前)
大人普通運賃
小児運賃
往復割引
JALビジネスきっぷ
先得
無料 運賃の50%相当

もし、購入した先得チケットの日時を変更したいとなった時は一度キャンセルする必要があります。予約変更可の運賃は出発前までのキャンセルは取消手数料がかかりませんが、先得のような予約変更不可の運賃は「運賃の50%相当」が取消手数料としてかかってきます。出発日直前に急な予定が入って旅行に行けなくなってキャンセルする場合や日時を変更するために一度キャンセルする場合は、高い出費となります。

座席はエコノミーのみ(一部クラスJ有り)

ウルトラ スーパー タイプB タイプA
エコノミークラス
クラスJ × × ×
ファーストクラス × × × ×

先得を使える座席は基本的にエコノミークラスのみ。ファーストクラスやクラスJの予約は出来ません。ただし、先得の中でも一番割引率が低い先得割引タイプAのみクラスJでの予約が可能となっています。

マイルが貯まりにくい

運賃 積算率
大人普通運賃/小児普通運賃/往復割引/JALビジネスきっぷ等 100%
先得/特便割引等 75%

JALのマイルを貯めると特典航空券やグルメ、ショッピングでマイルを使えるなど様々な特典を受けることが出来ます。

マイルは搭乗時に獲得出来ますが、獲得出来るマイルは運賃によって変わってきます。搭乗時に獲得できるマイルは「搭乗区間のマイルx積算率」という計算式で決まります。例えば、東京・福岡間で獲得できるマイルは大人普通運賃だと567マイル(567×100%)ですが、先得だと425マイル(567×75%)となります。先得はマイル積算率が低いのでマイルが貯まりにくい。

搭乗ボーナスFLYONポイントは0

運賃 搭乗ボーナスFLY ON ポイント
大人普通運賃/小児普通運賃/往復割引/JALビジネスきっぷ/特便割引等 400ポイント
特別乗継割引/小児特別乗継割引等 200ポイント
先得/スカイメイト/当日シルバー割引等 0ポイント

毎年1月から12月の12カ月間で「FLY ON ポイント(FOP)」を一定数貯めると、ステイタスを獲得出来、「ダイヤモンド・サファイヤ・クリスタル」限定のサービスを利用出来るようになります。ステイタス獲得を狙っている人にとって欠かせないのが「搭乗ボーナスFLY ON ポイント」。

搭乗時に獲得できるFLYONポイントは「フライトマイルxFOP換算率(国内線200%)+搭乗ボーナスFOP」です。どの運賃で飛行機に乗っても獲得できる基本FLYONポイントは同じですが、搭乗ボーナスFOPは運賃によって変わってきます。例えば大人普通運賃や往復割引、JALビジネスきっぷで搭乗した場合は基本FOPに加え、ボーナスとして400FOPを獲得できます。一方、先得はボーナスFOPは0。

先得を予約・購入する方法

1.発売時期を確認

夏ダイヤ 冬ダイヤ
出発日 3月下旬/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月上・中旬 10月下旬/11月/12月/1月/2月/3月上・中旬
予約・販売開始日 1月下旬頃 8月下旬頃

JALの先得の販売開始時期は、「1月下旬頃」と「8月下旬頃」の年に2回のタイミングです。ゴールデンウィークや夏休み(お盆休み)を含め3月下旬から10月下旬までの先得チケットは「1月下旬頃」に一斉に販売開始となります。

年末年始を含む10月下旬から3月下旬までの先得チケットは「8月下旬頃」に一斉販売開始。夏ダイヤ、冬ダイヤともに航空券の予約が殺到するゴールデンウィーク、お盆休み、シルバーウィーク、年末年始といった繁忙期の先得チケットは、販売開始すぐに売り切れてしまう可能性が高いので、出来るだけ販売開始後早めに予約しておくのがオススメです。

また、JALの予約開始時期の正式な日程はJALのホームページにて事前に告知があるので、予約販売開始時期の直前はJALHPを随時チェックしておきましょう。

2.ホームページ・電話予約センター・旅行代理店で“予約期限日”までに予約

予約期限
ウルトラ先得 スーパー先得 先得割引タイプB 先得割引タイプA
75日前 55日前 45日前 28日前

先得チケットの予約が始まったら、JALホームページ(モバイルサイト)、電話予約センター、旅行代理店等で“予約期限日”までに予約を済ませます。

先得の予約期限はプランによって異なります。ウルトラ先得は搭乗日75日前まで、スーパー先得は搭乗日55日前、先得割引タイプBは搭乗日45日前、先得割引タイプAは28日前までです。ただし、先得チケットは各便で販売数が限られているので、予約期限日までには残っていない可能性が高いです。さらに割引率が高いウルトラ先得からどんどん売れていくので、先得チケットを購入する際は出来るだけ早めに予約をしておきましょう。

3.“支払期限日”までに購入

予約日 支払期限
ウルトラ先得 スーパー先得 先得割引B 先得割引A
搭乗日2カ月前の前日まで 搭乗日75日前まで 搭乗日2カ月前の同日+2日目
搭乗日2カ月前から予約期限日まで 搭乗日75日前まで 予約日含め3日内(又は搭乗日55日前) 予約日含め3日内(又は搭乗日45日前) 予約日含め3日内(又は搭乗日28日前)

先得チケットを予約した後は“支払期限日”までに支払を済ませる必要があります。支払期限日を過ぎると予約は無効となってしまいます。また、支払期限日は予約プランや予約時期によって異なります。

例えば、2019年3月1日の便を「スーパー先得」で2カ月以上前の前年12月に予約した場合は“1月3日(3月1日の2カ月前の同日+2日前)”が支払期限日です。1月1日に予約した場合は“1月3日(予約日含め3日以内)”が支払期限日。1月14日に予約した場合は“1月15日(搭乗日55日前)”が支払期限日です。

4.eチケットお客様控えを受け取る

先得チケットを予約・購入した後は通常のチケット同様に、出発日当日の搭乗手続きに欠かせない「eチケットお客様控え」を受け取ります。

一番お得な先得チケットを購入するなら販売開始~“搭乗日75日前”までに予約

JALの航空券を出来るだけ安く買いたいなら、「販売開始後~搭乗日75日前」までに航空券を予約するのがオススメ。この時期なら割引率が高い「ウルトラ先得」のチケットを購入することが出来ます。先得チケットは搭乗日28日前まで購入可能ですが、一番安い「ウルトラ先得」を予約出来るのは搭乗日75日前まで。つまり、JALの飛行機に最もお得に乗ろうと思ったら、ウルトラ先得を使うためにも搭乗日75日前までに航空券を予約する必要があります。

また、ウルトラ先得は超人気割引チケットのため、販売開始後すぐに売れ切れてしまう可能性が高い。搭乗日75日前までになくなってしまっている可能性が高いので、予約開始後早めに予約しておきましょう。特にゴールデンウィークやお盆休み、年末年始の先得チケットは予約開始直後に完売してしまう可能性が高いので夏ダイヤは「1月下旬頃」、冬ダイヤは「10月下旬頃」の販売開始直後の予約がオススメです。

JMB会員は先行予約可能!一般予約開始日より1、2日速くチケットを確保できる

ランク 予約可能日
JMBダイヤモンド/JMBサファイア/JMBクリスタル/JALグローバルクラブ会員 前々日11:00~
JALカード会員 前々日14:00~
JALマイレージバンク会員 前日11:00~
一般 当日9:30~

JALの先得チケットは夏ダイヤ、冬ダイヤと予約開始日の午前9時30分から一斉販売開始となります。繁忙期の人気路線の先得チケットは予約開始直後すぐに売り切れてしまう可能性が高いので、出来るだけ予約開始すぐに予約出来るようにしておきたい。

また、JALでは一般の予約開始日より一足早く予約出来る「先行予約」というものがあります。基本的に会員ランクが高いほど早く予約出来る仕組みです。ステータスを保有する人(上級会員)前々日の11時から、JALカード会員は前々日の14時から、JALマイレージバンク会員は前日11時から予約可能です。

JALカード会員はクレジット機能付きJALカードを申し込めば、JALマイレージバンク会員はJALマイレージの登録を済ませばすぐになれるので、先行予約を利用したい人は事前にJMB会員になっておきましょう。

出発日当日にアップグレード可能

当日アップグレード
ファーストクラス クラスJ
+8,000円 +1,000円

JALでは出発日当日、出発空港にてファーストクラス、クラスJに空席がある場合、追加料金を支払うことでアップグレードすることが可能です。これは先得でも同じ。先得チケットに+8,000円を支払うだけでファーストクラスへ、+1,000円でクラスJへとアップグレードすることが出来ます。当日アップグレードは自動チェックイン機、チェックインカウンターで行うことが出来ます。安い先得チケットでも、少し料金を上乗せするだけでファーストクラス、クラスJを利用出来るので、一度試してみると良いでしょう。

先得をキャンセルするなら出発時刻15分前までに!

払戻額=支払運賃-キャンセル料(払戻手数料+取消手数料)
手数料 出発前(15分前) 出発後
払戻手数料 430円/航空券1枚(1区間)
取消手数料 運賃の50%相当 運賃の90%相当

万が一、先得チケットをキャンセルしなければいけなくなった場合は、出発予定時刻の“15分前”までにキャンセル手続き(払い戻し手続き)を済ませる必要があります。先得チケットは、出発前であれば支払った運賃の「50%相当」は帰ってきます。

しかし、出発予定時刻を過ぎると戻ってくるお金は「10%相当」とほんの僅かになってしまいます。そのため、先得チケットをキャンセル(払い戻し)する場合は出発時刻15分前までに済ませることが大事です。

最後に

JALの先得チケットは、予約変更不可、キャンセル料が高い、マイル積算率が低い、搭乗ボーナスFOPが貰えないといったデメリットがありますが、それでも割引率が高いのが魅力的。他の割引運賃にはない破格の割引率のため、年中人気のチケット。特に繁忙期は予約することが困難なほど人気。先得チケットを購入しようと思っている人は、搭乗便の先得チケットの予約・販売開始時を把握しておくことが大事です。随時JALページを確認し、販売開始時期を見逃してしまわないようにしておきましょう。