飛行機へのヘアスプレーの持ち込み制限について【国内線・国際線】

本記事はプロモーションを含む場合があります。

男性も女性も旅行先で欠かせないヘアアイテムと言えば、ヘアスプレー。ワックスだけでは長くキープ出来ない髪型も簡単に長時間キープ出来るので、男性のスタイリングのマストアイテム。ワックスは湿気に弱いので湿度が高い時や雨の日はスタイリングが崩れやすい。ヘアスプレーがあれば、どんな時もカッコいい髪型を維持することが出来ます。仕事の出張先でも、移動の疲れを感じさせずいつでもデキる男でいられる。

女性の場合もヘアアイロンで作った巻き毛を長くキープしたい。長旅でにおいが気になる時にはフレグランススプレーを使って良い香りのままでいたい。そんなヘアスプレーは、預け入れはもちろん機内へ持ち込むことが可能。ただし、機内へ持ち込む場合は国内線、国際線ともに容器の大きさや、合計容量に制限があるので注意しておきましょう。

ヘアスプレーは条件付きで持ち込み可能

スプレー類は、国土交通省の法令により一部機内への持ち込み、預け入れが禁止されています。禁止されているのは、機内装置に使われる「潤滑油」、家具や自転車等に使われる「スプレー塗料」、家具のツヤだしに使われる「ニススプレー」、スポーツ用品のメンテナンスに使われる「スプレーワックス」といったもの。これら引火性ガスを使用したスプレーは安全性の観点から機内へ持ち込むことはもちろん、スーツケースに入れて預けるのも禁止となっています。

一方、化粧品類や医薬品類のスプレーは国内線、国際線ともに条件付きで預け入れ、機内への持ち込みともに認められています。女性が巻紙キープのために利用するケープのヘアスプレーや、男性がワックスを使用した後のスタイリングキープに使用するギャツビーやウーノのヘアスプレーは、化粧品類に当たるので、機内へ持ち込むことが可能です。一般的なスプレーの場合、「火気と高温に注意」と記載されているものは、機内持ち込み、預け入れともに不可ですが、化粧品類や医薬品類に限り、預け入れ、機内への持ち込みともに可能となっています。

国内線で持ち込むための条件

国内線でヘアスプレーを機内へ持ち込む場合は、二つの条件があります。

条件1.1容器0.5L(0.5kg)以下

一つ目の条件は、1容器0.5L(500ml)以下であること。1容器0.5L(500ml)を超えるヘアスプレーは機内へ持ち込むことが出来ないので、超えている場合は保安検査場で放棄することになります。ただし、一般的なヘアスプレーは男性用も女性用も500ml以下のものがほとんど。国内で人気のヘアスプレーと言えば、ギャツビーの「セット&キープスプレー スーパーハード(180g)」、「ムービングロックススプレー エクストラハード(170g)」、ケープの「スーパーハード無香料(300g)」、「3Dエクストラキープ無香料(300g)」。どれも500ml(500g)以下なので、1容器あたりの容量オーバーを気にする必要はありません。

条件2.1人あたり2L(2kg)以下

国内線を利用する場合で特に気を付けたいのが、合計2L(2kg)の条件。この条件はヘアスプレーだけではなく、ヘアミスト、ヘアワックス、化粧水、乳液といったその他の液体物に該当する化粧品類を全て合わせたもの。特に女性の場合は持ち込む化粧品の数が多くなるので、合計で2Lを超えないように注意しておきましょう。

国際線で持ち込むための条件

国際線を利用する場合は国内線よりも持ち込みの際の条件が厳しくなります。国際線でヘアスプレーを持ち込む場合の条件は三つ。

条件1.1容器100ml(100g)以下

国際線では1容器100ml(100g)以下が持ち込みの条件。ギャツビーやウーノ、ケープの通常サイズのヘアスプレーは100gを超えるので持ち込みは不可。持ち込む場合はギャツビーの「セット&キープスプレー スーパーハード<ハンディ>(45g)」、ケープの「3Dエクストラキープ(50g)」といった100g以下の旅行用サイズを用意しましょう。

条件2.1人あたり1L(1kg)以下

国際線で機内へ持ち込める液体物の化粧品類は、1人あたり計1Lまで。ヘアスプレーは化粧水や乳液、ワックス同様に液体物として扱われるので、他の化粧品と合わせて計1L以内に抑える必要があります。

条件3.縦横40cm以下のジッパー付き透明袋に全ての容器をまとめる

100ml以下の容器は全て1つのジッパー付き透明袋にまとめる必要があります。検査係が中身をすぐに取り出せるように再開封可能なジッパー付き。さらに袋の中を目視で確認できるように透明であること。さらに大きさも制限があり、目安として縦20cm以下、横20cm以下の大きさであること。この1つの袋にヘアスプレーや液体物に該当するものをまとめて入れる必要があります。

まとめ

  • ヘアスプレーは条件付きで持込可能
  • 国内線はほぼ全てのヘアスプレーがそのまま持ち込み出来る
  • 国際線は100g以下のヘアスプレーのみ持ち込み可能

国内旅行だけではなく海外旅行にもヘアスプレーを持っていくことが出来ます。預け入れはもちろん、機内に持ち込むことも可能です。ただし、そこには条件があります。国内線はギャツビーやケープといった一般的なヘアスプレーは問題なく持ち込み可能。

一方、国際線は1容器100ml(100g)以下となっているので、通常の大きさのヘアスプレーは持ち込めず、保安検査場で没収されてしまいます。そうならないためにも、100g以下のヘアスプレーを持っていきましょう。ギャツビーやケープから100g以下のコンパクトなミニサイズが販売されているので、海外旅行に出かける人は小さいサイズを事前に用意しておきましょう。