身だしなみを整えるグッズとして旅行先にも持っていきたい爪切り。国内の場合は家から持っていかなくても現地でコンビニやスーパーですぐに買うことが出来ます。海外の場合も海外製の爪切りが売っていますが、日本製のものに比べると切れ味や使い勝手、耐久性といった点で劣るものが多いです。そのため、出来れば自宅で使っている爪切りを持っていきたい。
そんな時に気になるのが機内への爪切りの持ち込み可否。爪切りはスーツケースの中に入れて預けることは問題ないものの、刃物に分類されるため機内へ持ち込めない可能性もあります。そこで、この記事では爪切りの種類別に機内へ持ち込めるかどうかについて詳しく紹介しています。
爪切りは預け入れ可能!種類によっては持込み不可
預け入れ | 機内持込み |
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〇 | 〇※種類による |
爪切りは大きく分けて、日本で定番の「グリップ型(クリッパー型)」、海外で主流の「ニッパー型」、赤ちゃん用や爪が柔らかい人向けの「ハサミ型」の3種類あります。どのタイプの爪切りもスーツケースに入れて空港カウンターで預ける分には問題ありません。大きさや数も制限はないので、自由に預けることが出来ます。もちろん、国内線だけではなく国際線も同じです。
一方、爪切りを機内へ持ち込む場合は、種類や大きさ、形状、刃体の長さ、見た目によっては機内への持ち込みが出来ないものがあります。機内へ持ち込むことが出来ない爪切りは基本的に保安検査場で任意の上で放棄する形となります。もし、お気に入りの爪切りが持ち込めるかどうか心配なら、あらかじめスーツケースに入れて預けておくのが良いでしょう。
爪切りの種類別の機内持ち込み可否
グリップ型(クリッパー型)
国内線 | 国際線 |
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〇 | 〇 |
定番の爪切りと言えば「グリップ型(クリッパー型)」。どの家庭にも一つはあるグリップ型爪切りは、機内への持ち込みが可能です。
航空法や国際民間航空機関(ICAO)定めた国際ルールに基づき危険物は機内へ持ち込むことが出来ません。国土交通省が作成した「機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例」では、ハサミやナイフ、カッターといったものが危険物の代表例として機内への持ち込みが禁止と記載されています。
一方、通常の爪切りは機内への持ち込みが可能なものとして記載されています。日本発の国際線に搭乗する際は、基本的に国土交通省が定めたルールが基準となるため、問題なく爪切りを機内へ持ち込むことが可能です。
ニッパー型
国内線 | 国際線 |
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× |
日本ではグリップ型爪切りが主流ですが、海外ではニッパー型(ニッパー式)爪切りが主流。また、ネイルサロンでプロのネイリストが使用するのもニッパー型爪切り。ニッパー型は、見た目がペンチのような爪切りで爪への負担が軽く、かつ切れ味が良いのが特徴。
爪切りの中で、ニッパー型爪切りは原則持込み禁止です。一般的な爪切りと比べると刃体が大きく、工具品や刃物同様に機内で凶器となりうるものと判断されるケースが多いので、持込み出来ません。ニッパー型は通常の爪切りに比べて高価なものなので、保安検査場でなくなく没収されないためにも、預け入れ荷物に入れておきましょう。
爪切りバサミ
国内線 | 国際線 |
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× (先端が尖っていないもので刃体が6cm以下なら持込み可) |
日本では赤ちゃん用の爪切りとして広く使われているのが「爪切りバサミ」。爪切りバサミは爪への負担が少なくて済むのが特徴。そのため、赤ちゃんだけではなく、爪が柔らかい人にも愛用されている爪切りです。
この爪切りは基本的に「はさみ」と同じ扱い。はさみは原則機内へ持ち込むことは出来ませんが、「先端が尖っていない」かつ「刃体が6cm以下」の条件を満たす場合は機内へ持ち込むことが可能です。赤ちゃん用のハサミは、先端が丸く、刃体も短いものが多いので、持ち込める場合が多いです。
ナイフ付き爪切りは持込禁止
日本で主流のグリップ型爪切りでも、甘皮切り用のナイフが付いているものは持込み出来ません。また、爪切り機能以外にハサミ、ナイフといった多機能を有するマルチツールも保安検査場で引っ掛かり持ち込めない可能性が高いです。
機内に爪切りを持ち込む場合は余計な機能が付いていない定番の爪切りを持ち込むのがオススメです。
海外の空港は要注意!日本より没収される可能性が高い
日本から海外へ出発するときには問題なく機内へ持ち込めた爪切りも、海外から日本へ帰国する際には問題となる場合があります。
爪切りは国によって普及しているタイプが違います。日本では凶器となりえないグリップ型の爪切りが定番なため、日本の空港では爪切りが問題となることはあまりありません。一方、海外ではペンチのようなニッパー型が主流のため、「爪切り=凶器となるうるもの」と判断される可能性が高いです。
そのため、海外から日本へ帰ってくる際は爪切りは預け入れ荷物に入れておくのがオススメです。また、目的地までの間で海外の空港で乗り継ぐ必要がある時も、乗り継ぎ時の保安検査で爪切りが引っ掛かる可能性があるので、日本出発前にあらかじめ預け荷物に入れておくと安心です。
最後に
一般的な爪切りは機内へ持ち込むことが出来ます。しかし、海外ではその爪切りも保安検査場で危険物と見なされ没収される可能性があります。また、国内でも爪切りの形状や大きさによっては、または保安検査員次第では没収となる可能性もゼロではありません。
そのため、没収されると困るような高価な爪切りやこれじゃないと困るというお気に入りの爪切りの場合は念のために預け入れ荷物に入れておくのがオススメです。