機内で歯磨きがしたい!飛行機への歯磨きセットの持ち込みは可能?

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日本国内のホテルであればアメニティとして歯磨きセットが備え付けられているところがほとんどですが、海外のホテルの場合は備え付けていない場合もあります。そのため、海外旅行では歯磨きセットを持っていくようにしたい。また、長時間のフライトを要するヨーロッパやアメリカへの旅行では機内食後に歯磨きをしたいと思う人も多いはず。

そこで気になるのが、歯磨きセットの機内への持ち込みルールについて。この記事では、歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュそれぞれについて機内へ持ち込む時のルールを紹介しています。

機内のアメニティに歯磨きセットはある?

クラス ANA JAL
ファーストクラス
ビジネスクラス
プレミアムエコノミー
エコノミー ×

ホテルではアメニティグッズとして「歯磨きセット」が備え付けられているケースが多いです。同じように、飛行機にもアメニティグッズとして歯磨きセットは用意されているのでしょうか。実は、「ファーストクラス」、「ビジネスクラス」、「プレミアムエコノミー」といったクラスの座席ではアメニティグッズとして歯磨きセットが用意されているのです。そのほかにも、アイマスクや耳栓、保湿マスクといった機内での時間を快適に過ごすためのグッズが多く用意されています。

ただし、エコノミー席では歯磨きセットが用意されていないケースがほとんどです。JALではエコノミークラスでも、客室乗務員にお願いすれば歯磨きセットを貰うことが出来ますが、他の航空会社では貰えないことがほとんど。ファーストクラスやビジネスクラス、プレミアムエコノミーに搭乗する場合を除き、機内で歯磨きする場合は持参していくのが基本です。

歯磨きセットは預け入れ可!機内持込は条件付きでOK

預け入れ 機内持込
〇※条件付き

歯磨きセット(歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュ等)は、スーツケースの中に預けることは全く問題ありません。国内線も国際線もスーツケースに個数や容量の制限無く、預け入れることが出来ます。

一方、機内へ持ち込む場合は国内線と国際線ともに条件付きで持ち込み可能です。もし、歯磨きセットは宿泊ホテルでしか使わないという場合は預け入れ荷物に入れておくのがオススメ。機内や空港といった出先で使用する場合は、国内線・国際線の持ち込み条件を確認した上で、機内持込用の手荷物に入れておきましょう。

機内へ歯磨きセットを持ち込む場合の条件

歯ブラシ

国内線 国際線

歯を磨くのに欠かせない「歯ブラシ」は国内線、国際線ともに持ち込み可能。歯ブラシに関しては特に持ち込み制限はなく、自由に何本でも持ち込むことが出来ます。

また、電動歯ブラシの場合、乾電池式は通常の歯ブラシ同様問題無く持ち込むことが出来ます。充電して使用する充電式電動歯ブラシの場合は、内臓されているリチウムイオン電池の“ワット時定格量”が「160Wh以下」であれば持ち込み出来ますが、「160Wh超」の場合は持ち込み出来ません。

ただし、市販されている充電式電動歯ブラシで「160Wh超」のバッテリーを使用しているものはまずないので他の歯ブラシ同様持ち込むことが可能です。そのため、通常の歯ブラシも電動の歯ブラシも問題無く機内へ持ち込むことが出来ると考えていいでしょう。

歯磨き粉

国内線 国際線
1容器500ml(g)以下 1容器100ml(g)以下

歯磨きセットの中で注意しておきたいのが「歯磨き粉」。歯磨き粉は、見た目は液体ではなくペースト状のものですが、飛行機に搭乗する際は“液体物”として扱われます。液体物を飛行機に持ち込む場合は国内線と国際線それぞれで決められた上限を超えない範囲で持ち込む必要があります。

国内線は「1容器500ml(g)以下」と決まっているので、1容器500ml(g)を超える歯磨き粉は機内へ持ち込むことが出来ません。ただし、一般的な歯磨き粉は1チューブ120~140g程度なので、国内線の場合は問題なく持ち込むことが出来ます。

注意しておきたいのが国際線。国際線は1容器100ml(g)以下なので、一般的な歯磨き粉は持込不可です。開封済みで残りの容量が100ml(g)以下でも、チューブ自体の容量が100ml(g)を超えていれば持ち込むことは出来ないのです。そのため、国際線で歯磨き粉を持っていく場合はトラベル用のミニサイズを買うか、小さい容器に移し替えるといった対策が必要です。

マウスウォッシュ

国内線 国際線
1容器500ml以下 1容器100ml以下

機内での歯磨きでは、マウスウォッシュが人気。通常の歯磨きは時間がかかるため、長くトイレを占領してしまいがち。マウスウォッシュなら口に含んですすぐだけなので、トイレを長く占領する必要がありません。そのため、機内へ歯磨き粉ではなくマウスウォッシュを持ち込むという人も多い。

ただし、市販されているマウスウォッシュ(デンタルリンス)は1容器1000ml前後なので、国内線も国際線も1容器当たりの上限を超えてしまいます。マウスウォッシュを機内へ持ち込む場合は、小さい容器への移し替えが必須です。国内線なら1容器500ml以下のもの、国際線なら1容器100ml以下のものへ移し替える必要があります。

国際線利用時、歯磨き粉とマウスウォッシュは“指定袋”へ入れる

国際線では機内へ持ち込む液体物は全て、指定袋(縦20cmx横20cm以下のジッパー付き透明プラスチック袋)に入れて保安検査場を通過する必要があります。液体物は、化粧水や乳液、保湿クリーム、化粧落とし、ヘアワックス、ヘアスプレー、香水、シャンプーといった液体状のものからクリーム状、ジェル状、ペースト状のものまで全てです。これらをまとめて指定袋(ジップロック等)に入れる必要があります。

もちろん、液体物として扱われる歯磨き粉とマウスウォッシュも指定袋に入れます。もし、他の液体物で袋がいっぱいで入らない、袋の封をすることが出来ず袋からはみ出ているといった場合は、そのままでは保安検査場を通過出来ないので、液体物のどれかをその場で放棄する必要があります。

海外旅行では海外へ持っていく液体物も多くなるので、出来るだけ他の液体物もたくさん持ち込めるよう、歯磨き粉やマウスウォッシュは出来るだけ小さい容器へと移し替えておくのがオススメです。

最後に

マウスケア用品は基本的に預け入れはもちろん、機内への持ち込みも問題ない場合が多いです。そのため、海外の旅行先にもお気に入りの歯磨き粉やマウスウォッシュを持っていくことが出来ますし、長時間のフライト中に機内で歯磨きをすることもできます。

ただし、歯磨き粉やマウスウォッシュといった液体物に該当するものを持ち込む際は、国内線と国際線で決められた範囲内で持ち込む必要があります。特に国際線では他の容器への移し替えが必須となるので、当日空港の保安検査で引っ掛からないためにも自宅で小さい容器へと移し替えておきましょう。