飛行機への水筒の持ち込み制限について【国内線・国際線】

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飛行機を利用するときに水筒を持っていきたいという人も多いはず。ANAやJALといった一般航空会社の場合はミネラルウォーター、お茶、コーヒー、ジュースといった飲み物は無料ですが、ピーチやジェットスターといったLCCの場合は有料の場合が多い。また、普段飲んでいるお気に入りのコーヒーやお茶を飲みたいと思う人も多いでしょう。子供にはいつでも簡単に飲めるストロー付きの水筒を持っていきたい。そんなときに気になるのが、飛行機への水筒の持ち込みの可否。

水筒の場合、液体物に該当するので、どんなルールがあるのか気になります。基本的に国内線の場合は水筒の持ち込みに関しては特に気にする必要はありません。ただし、国際線の場合はルールが厳しいので注意しておきたい。この記事では、飛行機への水筒の持ち込みに関する条件を詳しく紹介しているので、是非参考にしてみてください。

水筒の持ち込み制限

国内線 国際線
機内持ち込み △※制限有り
預け入れ

国内線

国内線利用時は、水筒を持っていく場合、機内への持ち込みは可能。預け入れも可能です。水筒内の水、お茶、コーヒー、炭酸飲料、ジュース、コーンスープといった飲み物は、液体物ですが、国内線利用時に飲み物に関しては量的制限は無いので、自由に持ち込むことが出来ます。もちろん、子供用のストロー付き水筒も問題なく持ち込み可能です。

国際線

100ml以下 100ml超え
機内持込 ×
預け入れ

国際線利用時は国内線と違って、飲み物入りの水筒は液体物となり、量的制限の対象となります。国際線では液体物は1容器100ml以下という厳しいルールがあります。水筒を持ち込む場合は、100ml以下の水筒のみ可能。300ml容量の水筒に100ml以下ならOKということではなく、水筒の容量が100ml以下である必要があります。しかし、現在販売されている水筒の多くが100mlを大きく超えるものばかりです。子供用の小さいものでも200mlなので、実質国際線利用時は水筒の持ち込みは不可能。もし、持参の水、お茶、ジュースといった飲み物を持ちこむ場合は、100ml以下の特別な容器を用意する必要があります。

ただし、飲み物が入っていない空の水筒であれば液体物の量的制限を受けることはなく機内へ持ち込むことが出来ます。また、100ml超でも預け入れの場合は制限が無いので自由に持ち込むことが出来ます。

水筒にお酒を入れて持ち込むのはNG

水筒を持ち込む時に一番注意しておきたいのがお酒。機内へのお酒の持ち込みは、国際線利用の際、アルコール度数24%超え70%以下は1人あたり5リットルまで、アルコール度数24%以下は制限無く持ち込むことが出来ます。国際線利用の際は、アルコール度数70%以下で100ml以下の容器に入ったものであれば持ち込み可能となっています。

ただし、ビール、チューハイ、日本酒、ハイボール、ウイスキーを始め、お酒を水筒に入れて持ち込むのはNGです。お酒は、「小売販売されている容器」に収納されている必要があります。つまり、スーパーやコンビニ、酒屋で販売されているボトル、缶、瓶といったそのままの容器に入った状態で持ち込むことが条件です。アウトドアではウイスキーを入れる携帯用容器「スキットル(ウイスキーボトル)」が人気ですが、スキットルを始め水筒等別容器にお酒を移し替えて持ち込むのは不可となっています。お酒を機内へ持ち込みたい場合は、販売されている容器のままで持ち込むか、保安検査後の売店や免税店で買ったものを持ち込む必要があります。

持ち込む水筒は検査される?気になる保安検査場での検査について

保安検査場では、手荷物検査を受けます。手荷物の検査はX検査。スマホやノートパソコン、腕時計、財布といったものは手荷物やポケットから出した状態で、検査用トレーに乗せて検査を受けます。この時、水筒も手荷物から出しておきましょう。

水筒は中にガソリンなどの引火性液体といった危険物が入っていないか確認するため、別途中身を確認されます。中身の確認は、目視と臭いを嗅ぐことで行われます。この時、誤ってお酒を入れていると、その場で中身を捨てる必要があります。また、国際線利用時に容量100ml以上の水筒を持っていると同様に中身を空にした状態じゃないと、搭乗することが出来ません。保安検査で引っ掛からないためにも、水筒を持ち込む場合は、ちゃんとルールを守ることが大切です。

まとめ

  • 水筒は国内線は持込出来るが、国際線は難しい
  • お酒を水筒に入れるのはNG

国内線の場合は水、お茶、ジュース等飲み物を入れた水筒は問題なく持ち込み出来るので、安心してください。また、同じくペットボトル飲料も持ち込みは自由です。

一方、海外旅行の場合は100ml以下の容器指定があるので、持参した水筒を機内へ持ち込むのは難しいです。それはペットボトルの場合も同じ。国際線で飲み物を機内へ持ち込みたい場合は、保安検査を終えてから売店や自販機で買うのがおすすめです。保安検査の先にある売店や自販機の飲み物は安全性が確保されているので、容器指定無く自由に機内へ持ち込むことが出来ます。

また、お酒は容器の移し替えは禁止されているので、絶対に水筒に入れて持ち込まないようにしましょう。